Keyboard shortcuts

Press or to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

[インデックス 10201] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式仕様書(doc/go_spec.html)における微細なテキスト修正に関するものです。具体的には、配列のインデックスに関する記述から不要な冠詞「the」を削除しています。

コミット

commit e223eedc8b83bf6199a82b621db80ec3620b48db
Author: Rob Pike <r@golang.org>
Date:   Tue Nov 1 20:57:17 2011 -0700

    spec: delete spurious article
    A profound change to christen the new tag.
    
    R=golang-dev, dsymonds
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5327062
---
 doc/go_spec.html | 2 +--
 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-)

diff --git a/doc/go_spec.html b/doc/go_spec.html
index 7c89dafca3..ce03a49c91 100644
--- a/doc/go_spec.html
+++ b/doc/go_spec.html
@@ -763,7 +763,7 @@ The length is part of the array's type and must be a
 integer value.  The length of array <code>a</code> can be discovered
 using the built-in function <a href="#Length_and_capacity"><code>len(a)</code></a>.
 The elements can be indexed by integer
-indices 0 through the <code>len(a)-1</code> (§<a href="#Indexes">Indexes</a>).
+indices 0 through <code>len(a)-1</code> (§<a href="#Indexes">Indexes</a>).
 Array types are always one-dimensional but may be composed to form
 multi-dimensional types.
 </p>

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/e223eedc8b83bf6199a82b621db80ec3620b48db

元コミット内容

spec: delete spurious article
A profound change to christen the new tag.

変更の背景

このコミットは、Go言語の公式仕様書(doc/go_spec.html)内の記述を、より正確で簡潔な英語表現に修正することを目的としています。コミットメッセージにある「A profound change to christen the new tag.」という記述は、この変更自体が「深遠な変更」であるというよりも、新しいタグ(おそらくGo言語の新しいバージョンリリース)を祝うための、象徴的で形式的なコミットであることを示唆しています。

公式ドキュメント、特に言語仕様書のような厳密さが求められる文書では、たとえ単語一つであっても、その正確性や表現の適切さが非常に重要視されます。誤解を招く可能性のある表現や、冗長な表現は排除されるべきであり、このコミットはその方針に沿ったものです。

前提知識の解説

  • Go言語の仕様書 (doc/go_spec.html): Go言語の文法、セマンティクス、組み込み関数、パッケージなど、言語のあらゆる側面を定義する公式ドキュメントです。開発者やコンパイラの実装者がGo言語の挙動を理解するための唯一の信頼できる情報源となります。HTML形式で提供されており、Webブラウザで閲覧可能です。
  • len(a) 関数: Go言語に組み込まれている関数の一つで、配列、スライス、マップ、チャネル、文字列などの長さ(要素数やバイト数)を返します。例えば、配列aに対してlen(a)を呼び出すと、その配列が持つ要素の総数が得られます。
  • 配列のインデックス: 多くのプログラミング言語と同様に、Go言語の配列も0から始まるインデックス(添字)で要素にアクセスします。配列の長さがNである場合、有効なインデックスは0からN-1までとなります。

技術的詳細

このコミットの技術的な変更は非常に単純で、doc/go_spec.htmlファイル内の以下の行から不要な冠詞「the」を削除しています。

変更前: indices 0 through the <code>len(a)-1</code> 変更後: indices 0 through <code>len(a)-1</code>

この修正は、英語の文法的な正確性を向上させるものです。「0からlen(a)-1まで」という範囲を示す際に、「the len(a)-1」という表現は不自然であり、「len(a)-1」が特定の数値を示すため、冠詞は不要と判断されました。

このような微細な修正であっても、言語仕様書においてはその正確性が極めて重要です。仕様書は、Go言語の挙動を厳密に定義し、曖昧さを排除することを目的としているため、表現のわずかな違いが解釈の相違につながる可能性があります。この修正は、仕様書の品質と厳密性を維持するための継続的な取り組みの一環と言えます。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/go_spec.html
+++ b/doc/go_spec.html
@@ -763,7 +763,7 @@ The length is part of the array's type and must be a
 integer value.  The length of array <code>a</code> can be discovered
 using the built-in function <a href="#Length_and_capacity"><code>len(a)</code></a>.
 The elements can be indexed by integer
-indices 0 through the <code>len(a)-1</code> (§<a href="#Indexes">Indexes</a>).
+indices 0 through <code>len(a)-1</code> (§<a href="#Indexes">Indexes</a>).
 Array types are always one-dimensional but may be composed to form
 multi-dimensional types.
 </p>

コアとなるコードの解説

変更された行は、Go言語の配列のインデックス付けに関する説明の一部です。

  • The elements can be indexed by integer:配列の要素は整数インデックスによってアクセスできることを示しています。
  • indices 0 through the <code>len(a)-1</code> (変更前): 「インデックスは0からlen(a)-1まで」という意味ですが、「the」が余分でした。
  • indices 0 through <code>len(a)-1</code> (変更後): 「インデックスは0からlen(a)-1まで」という正しい英語表現になっています。

この修正は、Go言語の機能や挙動そのものには影響を与えません。あくまで、その挙動を説明する公式ドキュメントの記述の正確性を高めるためのものです。

関連リンク

  • Gerrit Change-ID: https://golang.org/cl/5327062
    • Goプロジェクトでは、GitHubにプッシュされる前にGerritというコードレビューシステムで変更が管理されます。このリンクは、Gerrit上でのこのコミットに対応する変更セットを示しています。Gerritでは、変更の提案、レビュー、承認のプロセスが詳細に記録されます。

参考にした情報源リンク

  • GitHub上のコミットページ
  • Gerrit Change-ID 5327062
  • Go言語の公式ドキュメント(Go言語の仕様書に関する一般的な情報源として)
  • Gerritに関する一般的な情報(Gerritの役割を説明するために参照)
  • Rob Pike氏に関する情報(コミット著者として)
  • Go言語のタグ付け/リリースプロセスに関する一般的な情報(「new tag」の背景を説明するために参照)
    • Go Releases (Go言語のリリースプロセスに関する公式ドキュメント)
    • Go Blog (Go言語の最新情報やリリースに関するブログ記事)