[インデックス 10934] ファイルの概要

このコミットは、Go言語プロジェクトのダッシュボードアプリケーションにおけるCSSのタイポ（誤字）を修正するものです。具体的には、misc/dashboard/app/build/ui.htmlファイル内のCSSセレクタの記述ミスを訂正し、ダッシュボードの表示が意図通りに行われるようにします。

コミット

commit 866c06b91ec543eec1fa56a64b1cffe00ee80e26
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date:   Wed Dec 21 21:47:59 2011 +1100

    dashboard: fix typo in css
    
    R=r
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5500059

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/866c06b91ec543eec1fa56a64b1cffe00ee80e26

元コミット内容

このコミットの元の内容は「dashboard: fix typo in css」であり、ダッシュボードのCSSにおけるタイポを修正したことを示しています。

変更の背景

Go言語プロジェクトのダッシュボードアプリケーションにおいて、CSSセレクタに誤字が含まれていたため、特定の要素のスタイルが正しく適用されていなかったと考えられます。このタイポが原因で、ダッシュボードのユーザーインターフェースの一部が崩れたり、意図しない表示になっていたりした可能性があります。このコミットは、その表示上の問題を解決するために行われました。

前提知識の解説

CSS (Cascading Style Sheets)

CSSは、HTMLやXMLで記述されたドキュメントの表示（レイアウト、色、フォントなど）を定義するためのスタイルシート言語です。ウェブページのデザインやレイアウトを制御するために広く使用されています。

CSSセレクタ

CSSセレクタは、HTMLドキュメント内のどの要素にスタイルを適用するかを指定するためのパターンです。様々な種類のセレクタがありますが、このコミットで関連するのは「クラスセレクタ」です。

クラスセレクタ: HTML要素にclass属性で指定された値に基づいて要素を選択します。CSSでは.クラス名という形式で記述されます。例えば、<div class="my-class">というHTML要素には、CSSで.my-class { ... }と記述することでスタイルを適用できます。

タイポ（Typo）

タイポとは、タイピングミスや誤字のことです。プログラミングやマークアップにおいて、タイポは構文エラーや意図しない動作を引き起こす一般的な原因となります。CSSセレクタにおけるタイポは、そのセレクタがどの要素にもマッチしなくなり、結果としてスタイルが適用されないという問題を引き起こします。

技術的詳細

このコミットは、Go言語プロジェクトのダッシュボードアプリケーションのフロントエンド部分に影響を与えます。ダッシュボードは、Goプロジェクトの様々なビルドやテストの状態を表示するためのウェブインターフェースです。

問題は、misc/dashboard/app/build/ui.htmlというファイル内のCSS定義にありました。このファイルは、ダッシュボードのユーザーインターフェースの構造とスタイルを定義するHTMLとCSSを含んでいると考えられます。

具体的なタイポは、CSSクラスセレクタの記述ミスです。本来.build .descと記述されるべき箇所が、誤って.build .descrとなっていました。このdescrというクラス名はHTML要素のclass属性には存在しないため、このセレクタにマッチする要素がなく、結果としてこのセレクタに紐付けられたCSSルールが適用されませんでした。

この修正により、正しいクラス名である.build .descが指定され、対応するHTML要素にスタイルが正しく適用されるようになります。これにより、ダッシュボードの表示が修正され、意図されたレイアウトやデザインが復元されます。

コアとなるコードの変更箇所

変更はmisc/dashboard/app/build/ui.htmlファイルの一箇所のみです。

--- a/misc/dashboard/app/build/ui.html
+++ b/misc/dashboard/app/build/ui.html
@@ -40,7 +40,7 @@
        .build .time {
          color: #666;
        }
-      .build .descr, .build .time, .build .user {
+      .build .desc, .build .time, .build .user {
          white-space: nowrap;
        }
        .paginate {

コアとなるコードの解説

変更された行は、CSSのルールセットの一部です。

元のコード:

.build .descr, .build .time, .build .user {
  white-space: nowrap;
}

修正後のコード:

.build .desc, .build .time, .build .user {
  white-space: nowrap;
}

このCSSルールは、.buildクラスを持つ要素の子孫である.descr（修正前）、.time、および.userクラスを持つ要素に対して、white-space: nowrap;というスタイルを適用しています。white-space: nowrap;は、要素内のテキストが改行されずに一行で表示されるようにするCSSプロパティです。

修正は、.build .descrセレクタのdescrをdescに訂正した点です。これにより、HTML側でclass="desc"と指定されている要素（おそらく「description」や「description」の略語に関連する要素）に、正しくwhite-space: nowrap;のスタイルが適用されるようになります。この修正によって、ダッシュボード上の該当するテキスト要素が意図通りに改行されずに表示されるようになり、レイアウトの崩れが解消されます。

参考にした情報源リンク

CSSの基本的な知識
HTMLの基本的な知識
Gitのコミットログの読み方

comemo