[インデックス 11015] ファイルの概要
このコミットは、Go言語の公式Codewalksの一部であるdoc/codewalk/functions.xml
ファイル内の壊れた関数比較の例を修正し、コードハイライトのための正規表現を調整することを目的としています。具体的には、機能しない関数比較の例を削除し、pig.go
ファイルから関連する不要なコードを削除することで、Codewalkの正確性と整合性を向上させています。
コミット
commit c2b87ce0079a1981f01243886ff01cbc4b3e784d
Author: John DeNero <denero@google.com>
Date: Tue Jan 3 12:15:08 2012 +1100
doc/codewalk/functions.xml: Fix broken function examples
I removed the broken function comparison example and fixed a code highlighting regexp.
R=golang-dev, adg
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5501078
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/c2b87ce0079a1981f01243886ff01cbc4b3e784d
元コミット内容
doc/codewalk/functions.xml: 壊れた関数例を修正
壊れた関数比較の例を削除し、コードハイライトの正規表現を修正しました。
R=golang-dev, adg
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5501078
変更の背景
このコミットの主な背景は、Go言語の公式Codewalksに含まれる関数に関する説明が不正確または機能不全であった点にあります。特に、以下の2つの問題が指摘されています。
- 壊れた関数比較の例:
doc/codewalk/functions.xml
には、Go言語における関数の比較に関する説明と、それを示すコードスニペットへの参照が含まれていました。しかし、この例が何らかの理由で正しく機能していなかったか、あるいは誤解を招く内容であったため、削除する必要がありました。関数比較はGo言語の特定の文脈でのみ有効であり(同じ関数を参照するか、両方がnil
の場合)、そのニュアンスが適切に伝わっていなかった可能性があります。 - コードハイライトの正規表現の不具合: Codewalksでは、XMLファイル内で指定された正規表現に基づいて、関連するGoソースコードの特定の部分をハイライト表示します。この正規表現に不具合があったため、意図したコード範囲が正しくハイライトされていなかったと考えられます。これにより、学習者がコードを理解する上で混乱が生じていた可能性があります。
これらの問題を解決し、Codewalksの品質と学習体験を向上させることが、このコミットの動機となっています。
前提知識の解説
このコミットを理解するためには、以下の技術的背景知識が役立ちます。
- Go言語 (Golang): Googleによって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。シンプルさ、効率性、並行処理のサポートを重視しています。
- Go Codewalks: Go言語の公式ドキュメントの一部として提供される、インタラクティブなチュートリアル形式のコード解説です。XMLファイルで各ステップの構成や参照するコードスニペットが定義されており、Goのソースコードと連携して動作します。これにより、ユーザーはコードを読み進めながら、その動作や概念を段階的に学ぶことができます。
- XML (Extensible Markup Language): 構造化されたデータを記述するためのマークアップ言語です。Codewalksでは、各学習ステップ、そのタイトル、説明、そして関連するGoソースコードのどの部分をハイライト表示するか(正規表現を用いて指定)などを定義するために使用されています。
- 正規表現 (Regular Expression): テキスト内のパターンを記述するための強力なツールです。このコミットでは、CodewalkのXMLファイル内で、Goソースコードの特定の行範囲やコードブロックを識別し、ハイライト表示するために正規表現が使用されています。正規表現の記述が不正確だと、意図しない範囲がハイライトされたり、全くハイライトされなかったりする問題が発生します。
- Go言語における関数の比較: Go言語では、関数値は比較可能です。言語仕様によると、「関数値は、同じ関数を参照している場合、または両方が
nil
である場合に等しい」とされています。これは、関数が第一級オブジェクト(変数に代入したり、引数として渡したり、戻り値として返したりできる)であるGo言語の特性の一部です。しかし、異なる関数リテラルやクロージャのインスタンスは、たとえ同じコードを含んでいても、通常は等しくないと見なされます。この微妙な挙動が、Codewalkの例で「壊れていた」原因である可能性があります。
技術的詳細
このコミットは、主に2つのファイルに対する変更を含んでいます。
-
doc/codewalk/functions.xml
:- 正規表現の修正:
<step title="Multiple return values" ...>
タグのsrc
属性が変更されています。- 変更前:
src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/"
- 変更後:
src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/"
この変更は、pig.go
内のコードスニペットをハイライトするための正規表現を調整したものです。stay.*
という部分が削除されたことで、正規表現がより簡潔になり、意図したコード範囲が正確にハイライトされるようになったと考えられます。これは、正規表現が過度に具体的であったり、コードの変更によってパターンが合致しなくなった場合に発生する問題を修正するものです。
- 変更前:
- 関数比較のステップの削除:
<step title="Comparing functions" ...>
で始まるセクション全体が削除されています。このセクションには、Go言語における関数の比較に関する説明と、pig.go
内の関連するコードスニペットへの参照が含まれていました。この例が「壊れていた」ため、Codewalkから完全に削除されました。これにより、誤解を招く可能性のある情報や、正しく機能しないデモンストレーションが排除されました。
- 正規表現の修正:
-
doc/codewalk/pig.go
:- チート検出ロジックの削除:
play
関数内にあった以下のコードブロックが削除されています。
このコードは、if action != roll && action != stay { panic(fmt.Sprintf("Player %d is cheating", currentPlayer)) }
strategy
関数がroll
またはstay
以外の不正なaction
を返した場合にパニックを発生させるものでした。このロジックは、functions.xml
で削除された「関数比較」の例と密接に関連していたと考えられます。関数比較の例が削除されたことで、この特定の検証ロジックも不要になったため、コードベースから削除されました。これにより、関連性のないコードが整理され、pig.go
の目的がより明確になりました。
- チート検出ロジックの削除:
これらの変更は、Codewalksのコンテンツの正確性を高め、ユーザーがGo言語の概念をより効果的に学習できるようにすることを目的としています。
コアとなるコードの変更箇所
diff --git a/doc/codewalk/functions.xml b/doc/codewalk/functions.xml
index 986a017e1a..db518dcc06 100644
--- a/doc/codewalk/functions.xml
+++ b/doc/codewalk/functions.xml
@@ -45,7 +45,7 @@
turn.\n </step>\n \n-<step title=\"Multiple return values\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/\">\n+<step title=\"Multiple return values\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/\">\n \tGo functions can return multiple values. \n \t<br/><br/>\n \n@@ -82,16 +82,6 @@
associated with the current player.\n </step>\n \n-<step title=\"Comparing functions\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/if action/,/currentPlayer\\)\\)\\n\\t\\t}/\">\n-\tFunctions can be compared for equality in Go. From the \n-\t<a href=\"http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators\">language specification</a>:\n- Function values are equal if they refer to the same function or if both are <code>nil</code>.\n-\t<br/><br/>\n-\n- We enforce that a <code>strategy</code> function can only return a legal\n- <code>action</code>: either <code>roll</code> or <code>stay</code>.\n-</step>\n-\n <step title=\"Simulating a tournament\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roundRobin/,/gamesPerStrategy\\n}/\">\n \tThe <code>roundRobin</code> function simulates a tournament and tallies wins.\n \tEach strategy plays each other strategy <code>gamesPerSeries</code> times.\ndiff --git a/doc/codewalk/pig.go b/doc/codewalk/pig.go
index b3f02aff1e..10963b4e40 100644
--- a/doc/codewalk/pig.go
+++ b/doc/codewalk/pig.go
@@ -61,9 +61,6 @@ func play(strategy0, strategy1 strategy) int {\n \tcurrentPlayer := rand.Intn(2) // Randomly decide who plays first\n \tfor s.player+s.thisTurn < win {\n \t\taction := strategies[currentPlayer](s)\n-\t\tif action != roll && action != stay {\n-\t\t\tpanic(fmt.Sprintf(\"Player %d is cheating\", currentPlayer))\n-\t\t}\n \t\ts, turnIsOver = action(s)\n \t\tif turnIsOver {\n \t\t\tcurrentPlayer = (currentPlayer + 1) % 2\n```
## コアとなるコードの解説
上記のdiffは、このコミットで行われた具体的な変更を示しています。
**`doc/codewalk/functions.xml` の変更点:**
* **行 48 (`<step title="Multiple return values" ...>`)**:
* 変更前: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/"`
* 変更後: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/"`
* この変更は、`src`属性内の正規表現から`stay.*`という部分を削除しています。`src`属性は、Codewalkが`pig.go`ファイル内のどのコードブロックをハイライト表示するかを定義するために使用されます。元の正規表現は、`// roll returns`というコメントから始まり、`true`の後に`stay`という文字列が任意の文字で区切られて出現し、その後に改行が続くパターンにマッチするように意図されていました。しかし、この`stay.*`の部分が不要であったか、あるいはコードの変更によってパターンが合致しなくなったため、よりシンプルで正確な`/true\\n}/`に修正されました。これにより、`Multiple return values`のステップで表示されるコードスニペットのハイライトが正しく機能するようになります。
* **行 85 から 94 (`<step title="Comparing functions" ...>` セクション全体)**:
* この10行のコードブロック全体が削除されています。このセクションは、Go言語における関数の比較について説明し、`pig.go`内の関連するコードスニペットを参照していました。コミットメッセージにあるように、この例が「壊れていた」ため、Codewalkから完全に削除されました。これにより、誤解を招く可能性のある情報や、正しく機能しないデモンストレーションが排除され、Codewalkの品質が向上しました。
**`doc/codewalk/pig.go` の変更点:**
* **行 64 から 66 (`func play(...)` 関数内)**:
* 以下の3行のコードブロックが削除されています。
```go
if action != roll && action != stay {
panic(fmt.Sprintf("Player %d is cheating", currentPlayer))
}
```
* このコードは、`play`関数内で、プレイヤーの`strategy`関数が`roll`または`stay`以外の不正な`action`を返した場合に、プログラムをパニックさせる(異常終了させる)ための「チート検出」ロジックでした。このロジックは、`functions.xml`で削除された「関数比較」の例と密接に関連していました。関数比較の例が、`strategy`関数が常に有効な`action`を返すことを保証する文脈で使われていたため、その例が不要になったことで、関連するこの検証ロジックも不要と判断され、削除されました。これにより、コードベースが整理され、不要な複雑さが取り除かれました。
これらの変更は、Go言語のCodewalksの正確性と信頼性を高め、学習者がよりスムーズにGo言語の概念を理解できるようにするための重要な改善です。
## 関連リンク
* **Go言語の公式ウェブサイト**: [https://go.dev/](https://go.dev/)
* **Go言語のCodewalks**: Go言語の公式ドキュメントの一部として提供されています。
* **Go言語の仕様 (Comparison operators)**: Go言語における比較演算子、特に関数比較に関する詳細な情報が記載されています。
* [https://go.dev/ref/spec#Comparison_operators](https://go.dev/ref/spec#Comparison_operators) (現在の仕様)
* コミットメッセージで参照されている古いリンク: [http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators](http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators)
## 参考にした情報源リンク
* 特になし。本解説は、提供されたコミット情報と一般的なGo言語および関連技術の知識に基づいて作成されました。```markdown
# [インデックス 11015] ファイルの概要
このコミットは、Go言語の公式Codewalksの一部である`doc/codewalk/functions.xml`ファイル内の壊れた関数比較の例を修正し、コードハイライトのための正規表現を調整することを目的としています。具体的には、機能しない関数比較の例を削除し、`pig.go`ファイルから関連する不要なコードを削除することで、Codewalkの正確性と整合性を向上させています。
## コミット
commit c2b87ce0079a1981f01243886ff01cbc4b3e784d Author: John DeNero denero@google.com Date: Tue Jan 3 12:15:08 2012 +1100
doc/codewalk/functions.xml: Fix broken function examples
I removed the broken function comparison example and fixed a code highlighting regexp.
R=golang-dev, adg
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5501078
## GitHub上でのコミットページへのリンク
[https://github.com/golang/go/commit/c2b87ce0079a1981f01243886ff01cbc4b3e784d](https://github.com/golang/go/commit/c2b87ce0079a1981f01243886ff01cbc4b3e784d)
## 元コミット内容
doc/codewalk/functions.xml: 壊れた関数例を修正
壊れた関数比較の例を削除し、コードハイライトの正規表現を修正しました。
R=golang-dev, adg CC=golang-dev https://golang.org/cl/5501078
## 変更の背景
このコミットの主な背景は、Go言語の公式Codewalksに含まれる関数に関する説明が不正確または機能不全であった点にあります。特に、以下の2つの問題が指摘されています。
1. **壊れた関数比較の例**: `doc/codewalk/functions.xml`には、Go言語における関数の比較に関する説明と、それを示すコードスニペットへの参照が含まれていました。しかし、この例が何らかの理由で正しく機能していなかったか、あるいは誤解を招く内容であったため、削除する必要がありました。関数比較はGo言語の特定の文脈でのみ有効であり(同じ関数を参照するか、両方が`nil`の場合)、そのニュアンスが適切に伝わっていなかった可能性があります。
2. **コードハイライトの正規表現の不具合**: Codewalksでは、XMLファイル内で指定された正規表現に基づいて、関連するGoソースコードの特定の部分をハイライト表示します。この正規表現に不具合があったため、意図したコード範囲が正しくハイライトされていなかったと考えられます。これにより、学習者がコードを理解する上で混乱が生じていた可能性があります。
これらの問題を解決し、Codewalksの品質と学習体験を向上させることが、このコミットの動機となっています。
## 前提知識の解説
このコミットを理解するためには、以下の技術的背景知識が役立ちます。
* **Go言語 (Golang)**: Googleによって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。シンプルさ、効率性、並行処理のサポートを重視しています。
* **Go Codewalks**: Go言語の公式ドキュメントの一部として提供される、インタラクティブなチュートリアル形式のコード解説です。XMLファイルで各ステップの構成や参照するコードスニペットが定義されており、Goのソースコードと連携して動作します。これにより、ユーザーはコードを読み進めながら、その動作や概念を段階的に学ぶことができます。
* **XML (Extensible Markup Language)**: 構造化されたデータを記述するためのマークアップ言語です。Codewalksでは、各学習ステップ、そのタイトル、説明、そして関連するGoソースコードのどの部分をハイライト表示するか(正規表現を用いて指定)などを定義するために使用されています。
* **正規表現 (Regular Expression)**: テキスト内のパターンを記述するための強力なツールです。このコミットでは、CodewalkのXMLファイル内で、Goソースコードの特定の行範囲やコードブロックを識別し、ハイライト表示するために正規表現が使用されています。正規表現の記述が不正確だと、意図しない範囲がハイライトされたり、全くハイライトされなかったりする問題が発生します。
* **Go言語における関数の比較**: Go言語では、関数値は比較可能です。言語仕様によると、「関数値は、同じ関数を参照している場合、または両方が`nil`である場合に等しい」とされています。これは、関数が第一級オブジェクト(変数に代入したり、引数として渡したり、戻り値として返したりできる)であるGo言語の特性の一部です。しかし、異なる関数リテラルやクロージャのインスタンスは、たとえ同じコードを含んでいても、通常は等しくないと見なされます。この微妙な挙動が、Codewalkの例で「壊れていた」原因である可能性があります。
## 技術的詳細
このコミットは、主に2つのファイルに対する変更を含んでいます。
1. **`doc/codewalk/functions.xml`**:
* **正規表現の修正**: `<step title="Multiple return values" ...>`タグの`src`属性が変更されています。
* 変更前: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/"`
* 変更後: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/"`
この変更は、`pig.go`内のコードスニペットをハイライトするための正規表現を調整したものです。`stay.*`という部分が削除されたことで、正規表現がより簡潔になり、意図したコード範囲が正確にハイライトされるようになったと考えられます。これは、正規表現が過度に具体的であったり、コードの変更によってパターンが合致しなくなった場合に発生する問題を修正するものです。
* **関数比較のステップの削除**: `<step title="Comparing functions" ...>`で始まるセクション全体が削除されています。このセクションには、Go言語における関数の比較に関する説明と、`pig.go`内の関連するコードスニペットへの参照が含まれていました。この例が「壊れていた」ため、Codewalkから完全に削除されました。これにより、誤解を招く可能性のある情報や、正しく機能しないデモンストレーションが排除されました。
2. **`doc/codewalk/pig.go`**:
* **チート検出ロジックの削除**: `play`関数内にあった以下のコードブロックが削除されています。
```go
if action != roll && action != stay {
panic(fmt.Sprintf("Player %d is cheating", currentPlayer))
}
```
このコードは、`strategy`関数が`roll`または`stay`以外の不正な`action`を返した場合にパニックを発生させるものでした。このロジックは、`functions.xml`で削除された「関数比較」の例と密接に関連していたと考えられます。関数比較の例が削除されたことで、この特定の検証ロジックも不要になったため、コードベースから削除されました。これにより、関連性のないコードが整理され、`pig.go`の目的がより明確になりました。
これらの変更は、Codewalksのコンテンツの正確性を高め、ユーザーがGo言語の概念をより効果的に学習できるようにすることを目的としています。
## コアとなるコードの変更箇所
```diff
diff --git a/doc/codewalk/functions.xml b/doc/codewalk/functions.xml
index 986a017e1a..db518dcc06 100644
--- a/doc/codewalk/functions.xml
+++ b/doc/codewalk/functions.xml
@@ -45,7 +45,7 @@
turn.\n </step>\n \n-<step title=\"Multiple return values\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/\">\n+<step title=\"Multiple return values\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/\">\n \tGo functions can return multiple values. \n \t<br/><br/>\n \n@@ -82,16 +82,6 @@
associated with the current player.\n </step>\n \n-<step title=\"Comparing functions\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/if action/,/currentPlayer\\)\\)\\n\\t\\t}/\">\n-\tFunctions can be compared for equality in Go. From the \n-\t<a href=\"http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators\">language specification</a>:\n- Function values are equal if they refer to the same function or if both are <code>nil</code>.\n-\t<br/><br/>\n-\n- We enforce that a <code>strategy</code> function can only return a legal\n- <code>action</code>: either <code>roll</code> or <code>stay</code>.\n-</step>\n-\n <step title=\"Simulating a tournament\" src=\"doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roundRobin/,/gamesPerStrategy\\n}/\">\n \tThe <code>roundRobin</code> function simulates a tournament and tallies wins.\n \tEach strategy plays each other strategy <code>gamesPerSeries</code> times.\ndiff --git a/doc/codewalk/pig.go b/doc/codewalk/pig.go
index b3f02aff1e..10963b4e40 100644
--- a/doc/codewalk/pig.go
+++ b/doc/codewalk/pig.go
@@ -61,9 +61,6 @@ func play(strategy0, strategy1 strategy) int {\n \tcurrentPlayer := rand.Intn(2) // Randomly decide who plays first\n \tfor s.player+s.thisTurn < win {\n \t\taction := strategies[currentPlayer](s)\n-\t\tif action != roll && action != stay {\n-\t\t\tpanic(fmt.Sprintf(\"Player %d is cheating\", currentPlayer))\n-\t\t}\n \t\ts, turnIsOver = action(s)\n \t\tif turnIsOver {\n \t\t\tcurrentPlayer = (currentPlayer + 1) % 2\n```
## コアとなるコードの解説
上記のdiffは、このコミットで行われた具体的な変更を示しています。
**`doc/codewalk/functions.xml` の変更点:**
* **行 48 (`<step title="Multiple return values" ...>`)**:
* 変更前: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/stay.*true\\n}/"`
* 変更後: `src="doc/codewalk/pig.go:/\\/\\/ roll returns/,/true\\n}/"`
* この変更は、`src`属性内の正規表現から`stay.*`という部分を削除しています。`src`属性は、Codewalkが`pig.go`ファイル内のどのコードブロックをハイライト表示するかを定義するために使用されます。元の正規表現は、`// roll returns`というコメントから始まり、`true`の後に`stay`という文字列が任意の文字で区切られて出現し、その後に改行が続くパターンにマッチするように意図されていました。しかし、この`stay.*`の部分が不要であったか、あるいはコードの変更によってパターンが合致しなくなったため、よりシンプルで正確な`/true\\n}/`に修正されました。これにより、`Multiple return values`のステップで表示されるコードスニペットのハイライトが正しく機能するようになります。
* **行 85 から 94 (`<step title="Comparing functions" ...>` セクション全体)**:
* この10行のコードブロック全体が削除されています。このセクションは、Go言語における関数の比較について説明し、`pig.go`内の関連するコードスニペットを参照していました。コミットメッセージにあるように、この例が「壊れていた」ため、Codewalkから完全に削除されました。これにより、誤解を招く可能性のある情報や、正しく機能しないデモンストレーションが排除され、Codewalkの品質が向上しました。
**`doc/codewalk/pig.go` の変更点:**
* **行 64 から 66 (`func play(...)` 関数内)**:
* 以下の3行のコードブロックが削除されています。
```go
if action != roll && action != stay {
panic(fmt.Sprintf("Player %d is cheating", currentPlayer))
}
```
* このコードは、`play`関数内で、プレイヤーの`strategy`関数が`roll`または`stay`以外の不正な`action`を返した場合に、プログラムをパニックさせる(異常終了させる)ための「チート検出」ロジックでした。このロジックは、`functions.xml`で削除された「関数比較」の例と密接に関連していました。関数比較の例が、`strategy`関数が常に有効な`action`を返すことを保証する文脈で使われていたため、その例が不要になったことで、関連するこの検証ロジックも不要と判断され、削除されました。これにより、コードベースが整理され、不要な複雑さが取り除かれました。
これらの変更は、Go言語のCodewalksの正確性と信頼性を高め、学習者がよりスムーズにGo言語の概念を理解できるようにするための重要な改善です。
## 関連リンク
* **Go言語の公式ウェブサイト**: [https://go.dev/](https://go.dev/)
* **Go言語のCodewalks**: Go言語の公式ドキュメントの一部として提供されています。
* **Go言語の仕様 (Comparison operators)**: Go言語における比較演算子、特に関数比較に関する詳細な情報が記載されています。
* [https://go.dev/ref/spec#Comparison_operators](https://go.dev/ref/spec#Comparison_operators) (現在の仕様)
* コミットメッセージで参照されている古いリンク: [http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators](http://golang.org/doc/go_spec.html#Comparison_operators)
## 参考にした情報源リンク
* 特になし。本解説は、提供されたコミット情報と一般的なGo言語および関連技術の知識に基づいて作成されました。