Keyboard shortcuts

Press or to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

[インデックス 11502] ファイルの概要

このコミットは、Go言語のコンパイラであるgccgoが浮動小数点定数を整数型に変換する際に発生する可能性のある「切り捨て(truncation)」エラーをテストするための新しいテストケースを追加するものです。具体的には、float型の定数とint64型の配列の初期化に関する挙動を検証しています。

コミット

commit 2d7495d287005b87047f353ac3574146ef50ac29
Author: Ian Lance Taylor <iant@golang.org>
Date:   Mon Jan 30 21:39:38 2012 -0800

    test: float to integer test case
    
    gccgo currently fails this test:
    
    fixedbugs/bug402.go:12:9: error: floating point constant truncated to integer
    fixedbugs/bug402.go:13:8: error: floating point constant truncated to integer
    
    R=golang-dev, gri
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5600050

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/2d7495d287005b87047f353ac3574146ef50ac29

元コミット内容

test: float to integer test case

gccgo currently fails this test:

fixedbugs/bug402.go:12:9: error: floating point constant truncated to integer
fixedbugs/bug402.go:13:8: error: floating point constant truncated to integer

R=golang-dev, gri
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5600050

変更の背景

このコミットの主な背景は、Go言語のGCCフロントエンドであるgccgoが、浮動小数点定数を整数型に変換する際に誤った挙動を示すバグを抱えていたことです。コミットメッセージに明記されているように、fixedbugs/bug402.goの12行目と13行目で「floating point constant truncated to integer」というエラーが発生していました。

Go言語では、型なしの数値定数(untyped numeric constants)は、その値が表現できる限り、任意の精度で扱われます。しかし、これらの定数が特定の型(この場合はint64)に割り当てられる際、その型の範囲内に収まるように変換される必要があります。浮動小数点数が整数型に変換される場合、小数点以下の部分は切り捨てられるのが通常の挙動です。

gccgoは、この切り捨て処理において、Go言語の仕様に準拠していない、または予期せぬエラーを発生させていたと考えられます。このテストケースは、この特定のバグを再現し、修正が正しく適用されたことを検証するために追加されました。これにより、gccgoがGo言語の型変換ルール、特に浮動小数点から整数への変換を正確に実装していることを保証します。

前提知識の解説

Go言語の型システムと定数

Go言語には、静的型付けシステムがあります。変数を宣言する際には型を指定し、その型に合った値のみを代入できます。しかし、数値定数に関しては少し特殊な挙動をします。

  • 型なし定数 (Untyped Constants): Go言語の数値定数(例: 100, 3.14, 1e9)は、デフォルトでは「型なし」です。これは、それらが特定のGoの型(int, float64など)に縛られず、必要に応じて柔軟に型付けされることを意味します。型なし定数は、その値が表現できる限り、任意の精度で扱われます。
  • 型付け (Typing): 型なし定数は、変数に代入されたり、関数に引数として渡されたりする際に、文脈に応じて型付けされます。例えば、var i int = 100とすると、100int型として扱われます。
  • 浮動小数点から整数への変換: Go言語では、浮動小数点数を整数型に変換する場合、小数点以下の部分は切り捨てられます(ゼロ方向への丸め)。例えば、int(3.14)3になり、int(-3.14)-3になります。

gccgoとは

gccgoは、Go言語のコンパイラの一つで、GCC (GNU Compiler Collection) のフロントエンドとして実装されています。Go言語の公式コンパイラはgc(Go Compiler)ですが、gccgoはGCCの最適化やバックエンドの恩恵を受けることができます。しかし、gccgogcとは独立して開発されており、Go言語の仕様に対する解釈や実装の詳細において、時に差異が生じることがあります。このコミットで言及されているバグは、まさにその一例です。

浮動小数点定数の切り捨てエラー

「floating point constant truncated to integer」というエラーは、浮動小数点型の定数を整数型に変換しようとした際に、その値が整数型で表現できる範囲を超えているか、または変換ロジックに問題がある場合に発生します。Go言語の仕様では、このような変換は切り捨てによって行われるべきですが、gccgoがそのルールを正しく適用できていなかった、あるいは特定の大きな浮動小数点定数の扱いに問題があったことを示唆しています。

技術的詳細

このコミットが対処しようとしている技術的な問題は、gccgoコンパイラがGo言語の型なし浮動小数点定数をint64型に変換する際の挙動の不一致です。

Go言語の仕様では、型なしの浮動小数点定数(例: 0.0005 * 1e9)は、その値が表現できる限り、任意の精度で計算されます。この計算結果がint64型の変数に代入される場合、Goのコンパイラは、その浮動小数点値をint64型に変換します。この変換は、小数点以下を切り捨てる(ゼロ方向への丸め)ことで行われます。

例えば、0.0005 * 1e9は数学的には500000です。これは正確に整数で表現できるため、int64に変換しても問題ありません。しかし、もし計算結果が500000.123のような値になった場合、int64に変換されると500000に切り捨てられます。

gccgoが抱えていた問題は、この変換プロセスにおいて、Go言語の他のコンパイラ(gcなど)とは異なる、または誤った挙動をしていた点にあります。コミットメッセージのエラーメッセージ「floating point constant truncated to integer」は、gccgoが、浮動小数点定数を整数に変換する際に、その値が大きすぎる、または何らかの理由で「切り捨て」が必要であると判断し、それをエラーとして報告していたことを示しています。これは、Go言語の仕様では許容されるべき変換であるにもかかわらず、gccgoがそれをエラーとして扱っていたことを意味します。

このテストケースは、様々なスケールの浮動小数点定数(0.0005 * 1e9から5 * 1e9まで)をint64配列に初期化することで、gccgoがこれらの変換を正しく処理できるかどうかを検証しています。期待される結果は、すべての浮動小数点計算が正確な整数値になり、それがint64に問題なく代入されることです。もしgccgoが以前のバグを抱えていれば、これらの初期化の段階でコンパイルエラーが発生するはずです。

コアとなるコードの変更箇所

このコミットでは、test/fixedbugs/bug402.goという新しいファイルが追加されています。

// $G $D/$F.go && $L $F.$A && ./$A.out

// Copyright 2012 The Go Authors.  All rights reserved.
// Use of this source code is governed by a BSD-style
// license that can be found in the LICENSE file.

package main

import "fmt"

var a = []int64{
	0.0005 * 1e9,
	0.001 * 1e9,
	0.005 * 1e9,
	0.01 * 1e9,
	0.05 * 1e9,
	0.1 * 1e9,
	0.5 * 1e9,
	1 * 1e9,
	5 * 1e9,
}

func main() {
	s := ""
	for _, v := range a {
		s += fmt.Sprint(v) + " "
	}
	if s != "500000 1000000 5000000 10000000 50000000 100000000 500000000 1000000000 5000000000 " {
		panic(s)
	}
}

コアとなるコードの解説

この追加されたテストファイルbug402.goは、gccgoの浮動小数点から整数への変換バグを検証するために設計されています。

  1. パッケージとインポート:

    • package main: 実行可能なプログラムであることを示します。
    • import "fmt": 文字列フォーマットと出力のためのfmtパッケージをインポートしています。
  2. グローバル変数 a の宣言と初期化:

    var a = []int64{
    	0.0005 * 1e9,
    	0.001 * 1e9,
    	0.005 * 1e9,
    	0.01 * 1e9,
    	0.05 * 1e9,
    	0.1 * 1e9,
    	0.5 * 1e9,
    	1 * 1e9,
    	5 * 1e9,
    }
    
    • var a = []int64{...}: int64型のスライス(動的配列)aを宣言し、初期化しています。
    • 初期化子の中の各要素は、浮動小数点定数と1e9(10の9乗、つまり1,000,000,000)の積です。
    • これらの計算はすべて、結果が正確な整数値になるように設計されています。
      • 0.0005 * 1e9 = 500000
      • 0.001 * 1e9 = 1000000
      • ...
      • 5 * 1e9 = 5000000000
    • Go言語の仕様では、これらの型なし浮動小数点定数の計算結果は、int64型に代入される際に、小数点以下が切り捨てられることなく、正確な整数値として扱われるべきです。gccgoが以前のバグを抱えていた場合、この初期化の段階で「floating point constant truncated to integer」というコンパイルエラーが発生していました。
  3. main 関数:

    func main() {
    	s := ""
    	for _, v := range a {
    		s += fmt.Sprint(v) + " "
    	}
    	if s != "500000 1000000 5000000 10000000 50000000 100000000 500000000 1000000000 5000000000 " {
    		panic(s)
    	}
    }
    
    • s := "": 空の文字列sを宣言します。
    • for _, v := range a: スライスaの各要素vをループで処理します。
    • s += fmt.Sprint(v) + " ": 各要素vを文字列に変換し、スペースを加えてsに連結します。これにより、aのすべての要素がスペース区切りの文字列としてsに格納されます。
    • if s != "..." { panic(s) }: 最終的に生成された文字列sが、期待される文字列(すべての計算結果が正確な整数として連結されたもの)と一致するかどうかを検証します。もし一致しない場合、panicを発生させ、テストが失敗したことを示します。

このテストは、コンパイル時に浮動小数点定数の変換が正しく行われることを保証するだけでなく、実行時にもその値が期待通りであることを確認する二重のチェックを行っています。

関連リンク

参考にした情報源リンク

[インデックス 11502] ファイルの概要

このコミットは、Go言語のコンパイラであるgccgoが浮動小数点定数を整数型に変換する際に発生する可能性のある「切り捨て(truncation)」エラーをテストするための新しいテストケースを追加するものです。具体的には、float型の定数とint64型の配列の初期化に関する挙動を検証しています。

コミット

commit 2d7495d287005b87047f353ac3574146ef50ac29
Author: Ian Lance Taylor <iant@golang.org>
Date:   Mon Jan 30 21:39:38 2012 -0800

    test: float to integer test case
    
    gccgo currently fails this test:
    
    fixedbugs/bug402.go:12:9: error: floating point constant truncated to integer
    fixedbugs/bug402.go:13:8: error: floating point constant truncated to integer
    
    R=golang-dev, gri
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5600050

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/2d7495d287005b87047f353ac3574146ef50ac29

元コミット内容

test: float to integer test case

gccgo currently fails this test:

fixedbugs/bug402.go:12:9: error: floating point constant truncated to integer
fixedbugs/bug402.go:13:8: error: floating point constant truncated to integer

R=golang-dev, gri
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5600050

変更の背景

このコミットの主な背景は、Go言語のGCCフロントエンドであるgccgoが、浮動小数点定数を整数型に変換する際に誤った挙動を示すバグを抱えていたことです。コミットメッセージに明記されているように、fixedbugs/bug402.goの12行目と13行目で「floating point constant truncated to integer」というエラーが発生していました。

Go言語では、型なしの数値定数(untyped numeric constants)は、その値が表現できる限り、任意の精度で扱われます。しかし、これらの定数が特定の型(この場合はint64)に割り当てられる際、その型の範囲内に収まるように変換される必要があります。浮動小数点数が整数型に変換される場合、小数点以下の部分は切り捨てられるのが通常の挙動です。

gccgoは、この切り捨て処理において、Go言語の仕様に準拠していない、または予期せぬエラーを発生させていたと考えられます。このテストケースは、この特定のバグを再現し、修正が正しく適用されたことを検証するために追加されました。これにより、gccgoがGo言語の型変換ルール、特に浮動小数点から整数への変換を正確に実装していることを保証します。

前提知識の解説

Go言語の型システムと定数

Go言語には、静的型付けシステムがあります。変数を宣言する際には型を指定し、その型に合った値のみを代入できます。しかし、数値定数に関しては少し特殊な挙動をします。

  • 型なし定数 (Untyped Constants): Go言語の数値定数(例: 100, 3.14, 1e9)は、デフォルトでは「型なし」です。これは、それらが特定のGoの型(int, float64など)に縛られず、必要に応じて柔軟に型付けされることを意味します。型なし定数は、その値が表現できる限り、任意の精度で扱われます。
  • 型付け (Typing): 型なし定数は、変数に代入されたり、関数に引数として渡されたりする際に、文脈に応じて型付けされます。例えば、var i int = 100とすると、100int型として扱われます。
  • 浮動小数点から整数への変換: Go言語では、浮動小数点数を整数型に変換する場合、小数点以下の部分は切り捨てられます(ゼロ方向への丸め)。例えば、int(3.14)3になり、int(-3.14)-3になります。

gccgoとは

gccgoは、Go言語のコンパイラの一つで、GCC (GNU Compiler Collection) のフロントエンドとして実装されています。Go言語の公式コンパイラはgc(Go Compiler)ですが、gccgoはGCCの最適化やバックエンドの恩恵を受けることができます。しかし、gccgogcとは独立して開発されており、Go言語の仕様に対する解釈や実装の詳細において、時に差異が生じることがあります。このコミットで言及されているバグは、まさにその一例です。

浮動小数点定数の切り捨てエラー

「floating point constant truncated to integer」というエラーは、浮動小数点型の定数を整数型に変換しようとした際に、その値が整数型で表現できる範囲を超えているか、または変換ロジックに問題がある場合に発生します。Go言語の仕様では、このような変換は切り捨てによって行われるべきですが、gccgoがそのルールを正しく適用できていなかった、あるいは特定の大きな浮動小数点定数の扱いに問題があったことを示唆しています。

技術的詳細

このコミットが対処しようとしている技術的な問題は、gccgoコンパイラがGo言語の型なし浮動小数点定数をint64型に変換する際の挙動の不一致です。

Go言語の仕様では、型なしの浮動小数点定数(例: 0.0005 * 1e9)は、その値が表現できる限り、任意の精度で計算されます。この計算結果がint64型の変数に代入される場合、Goのコンパイラは、その浮動小数点値をint64型に変換します。この変換は、小数点以下を切り捨てる(ゼロ方向への丸め)ことで行われます。

例えば、0.0005 * 1e9は数学的には500000です。これは正確に整数で表現できるため、int64に変換しても問題ありません。しかし、もし計算結果が500000.123のような値になった場合、int64に変換されると500000に切り捨てられます。

gccgoが抱えていた問題は、この変換プロセスにおいて、Go言語の他のコンパイラ(gcなど)とは異なる、または誤った挙動をしていた点にあります。コミットメッセージのエラーメッセージ「floating point constant truncated to integer」は、gccgoが、浮動小数点定数を整数に変換する際に、その値が大きすぎる、または何らかの理由で「切り捨て」が必要であると判断し、それをエラーとして報告していたことを示しています。これは、Go言語の仕様では許容されるべき変換であるにもかかわらず、gccgoがそれをエラーとして扱っていたことを意味します。

このテストケースは、様々なスケールの浮動小数点定数(0.0005 * 1e9から5 * 1e9まで)をint64配列に初期化することで、gccgoがこれらの変換を正しく処理できるかどうかを検証しています。期待される結果は、すべての浮動小数点計算が正確な整数値になり、それがint64に問題なく代入されることです。もしgccgoが以前のバグを抱えていれば、これらの初期化の段階でコンパイルエラーが発生するはずです。

コアとなるコードの変更箇所

このコミットでは、test/fixedbugs/bug402.goという新しいファイルが追加されています。

// $G $D/$F.go && $L $F.$A && ./$A.out

// Copyright 2012 The Go Authors.  All rights reserved.
// Use of this source code is governed by a BSD-style
// license that can be found in the LICENSE file.

package main

import "fmt"

var a = []int64{
	0.0005 * 1e9,
	0.001 * 1e9,
	0.005 * 1e9,
	0.01 * 1e9,
	0.05 * 1e9,
	0.1 * 1e9,
	0.5 * 1e9,
	1 * 1e9,
	5 * 1e9,
}

func main() {
	s := ""
	for _, v := range a {
		s += fmt.Sprint(v) + " "
	}
	if s != "500000 1000000 5000000 10000000 50000000 100000000 500000000 1000000000 5000000000 " {
		panic(s)
	}
}

コアとなるコードの解説

この追加されたテストファイルbug402.goは、gccgoの浮動小数点から整数への変換バグを検証するために設計されています。

  1. パッケージとインポート:

    • package main: 実行可能なプログラムであることを示します。
    • import "fmt": 文字列フォーマットと出力のためのfmtパッケージをインポートしています。
  2. グローバル変数 a の宣言と初期化:

    var a = []int64{
    	0.0005 * 1e9,
    	0.001 * 1e9,
    	0.005 * 1e9,
    	0.01 * 1e9,
    	0.05 * 1e9,
    	0.1 * 1e9,
    	0.5 * 1e9,
    	1 * 1e9,
    	5 * 1e9,
    }
    
    • var a = []int64{...}: int64型のスライス(動的配列)aを宣言し、初期化しています。
    • 初期化子の中の各要素は、浮動小数点定数と1e9(10の9乗、つまり1,000,000,000)の積です。
    • これらの計算はすべて、結果が正確な整数値になるように設計されています。
      • 0.0005 * 1e9 = 500000
      • 0.001 * 1e9 = 1000000
      • ...
      • 5 * 1e9 = 5000000000
    • Go言語の仕様では、これらの型なし浮動小数点定数の計算結果は、int64型に代入される際に、小数点以下が切り捨てられることなく、正確な整数値として扱われるべきです。gccgoが以前のバグを抱えていた場合、この初期化の段階で「floating point constant truncated to integer」というコンパイルエラーが発生していました。
  3. main 関数:

    func main() {
    	s := ""
    	for _, v := range a {
    		s += fmt.Sprint(v) + " "
    	}
    	if s != "500000 1000000 5000000 10000000 50000000 100000000 500000000 1000000000 5000000000 " {
    		panic(s)
    	}
    }
    
    • s := "": 空の文字列sを宣言します。
    • for _, v := range a: スライスaの各要素vをループで処理します。
    • s += fmt.Sprint(v) + " ": 各要素vを文字列に変換し、スペースを加えてsに連結します。これにより、aのすべての要素がスペース区切りの文字列としてsに格納されます。
    • if s != "..." { panic(s) }: 最終的に生成された文字列sが、期待される文字列(すべての計算結果が正確な整数として連結されたもの)と一致するかどうかを検証します。もし一致しない場合、panicを発生させ、テストが失敗したことを示します。

このテストは、コンパイル時に浮動小数点定数の変換が正しく行われることを保証するだけでなく、実行時にもその値が期待通りであることを確認する二重のチェックを行っています。

関連リンク

参考にした情報源リンク