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[インデックス 11624] ファイルの概要

このコミットは、doc/go1.html と doc/go1.tmpl の2つのファイルを変更しています。これらのファイルは、Go言語のバージョン1に関する公式ドキュメントの一部であり、特にexpvarパッケージに関する記述のスタイル調整が行われています。

コミット

doc/go1.html: style tweak for expvar notes.

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/2943ca6b35fe5355d2ce7210f8473f4dcd3f8c9f

元コミット内容

commit 2943ca6b35fe5355d2ce7210f8473f4dcd3f8c9f
Author: David Symonds <dsymonds@golang.org>
Date:   Sat Feb 4 21:55:38 2012 +1100

    doc/go1.html: style tweak for expvar notes.
    
    R=r
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5608061
---
 doc/go1.html | 2 +-\n doc/go1.tmpl | 2 +-\n 2 files changed, 2 insertions(+), 2 deletions(-)

diff --git a/doc/go1.html b/doc/go1.html
index 3f72831b05..59ff009642 100644
--- a/doc/go1.html
+++ b/doc/go1.html
@@ -927,7 +927,7 @@ and
 <p>
 <em>Updating</em>:
 Most code using <code>expvar</code> will not need changing. The rare code that used
-<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect.\n+<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect.\n </p>
 \n <h3 id=\"flag\">The flag package</h3>
diff --git a/doc/go1.tmpl b/doc/go1.tmpl
index c4f486bac3..d43ebf7a68 100644
--- a/doc/go1.tmpl
+++ b/doc/go1.tmpl
@@ -831,7 +831,7 @@ and
 <p>
 <em>Updating</em>:
 Most code using <code>expvar</code> will not need changing. The rare code that used
-<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect.\n+<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect.\n </p>
 \n <h3 id=\"flag\">The flag package</h3>

変更の背景

このコミットは、Go言語のバージョン1のリリースノートまたはドキュメント (doc/go1.html および doc/go1.tmpl) におけるexpvarパッケージに関する記述のスタイルを微調整することを目的としています。具体的には、expvarパッケージのDo関数への言及において、関数名をコードとして強調表示するためにHTMLの<code>タグで囲む変更が行われています。これは、ドキュメントの可読性と正確性を向上させるための、一般的なドキュメント整備の一環と考えられます。

前提知識の解説

Go言語のexpvarパッケージ

expvarパッケージは、Goプログラムの内部状態をHTTP経由で公開するための標準ライブラリです。これにより、アプリケーションの稼働中にメトリクスやデバッグ情報を簡単に取得できるようになります。通常、/debug/varsというパスでJSON形式のデータとして公開されます。

expvarパッケージの主な機能は以下の通りです。

  • 変数の登録: expvar.NewInt, expvar.NewFloat, expvar.NewString, expvar.NewMapなどの関数を使用して、様々な型の変数を登録できます。
  • 変数の更新: 登録された変数は、プログラムの実行中に値を更新できます。
  • HTTP公開: デフォルトで/debug/varsエンドポイントを通じて、登録された変数の現在の値をJSON形式で公開します。
  • IterとDo:
    • Iter関数（Go 1リリース以前に存在した可能性のある関数）は、登録された変数をイテレートするためのものであったと推測されます。
    • Do関数は、expvarパッケージに登録されているすべての公開変数に対して、引数として渡されたクロージャ（関数）を実行します。これにより、開発者は公開されている変数をプログラム的に処理したり、カスタムの表示形式で出力したりすることが可能になります。コミットメッセージにあるように、Iterの代わりにクロージャをDoに渡すことで同様の効果が得られる、という記述は、APIの変更または推奨される使用方法の変更を示唆しています。

HTMLの<code>タグ

HTMLの<code>タグは、コンピュータのコードの一部であることを示すために使用されます。このタグで囲まれたテキストは、通常、等幅フォントで表示され、コードであることを視覚的に区別しやすくします。プログラミングに関するドキュメントでは、関数名、変数名、キーワードなどをこのタグで囲むことが一般的です。

技術的詳細

このコミットの技術的な変更は非常にシンプルで、HTMLドキュメント内のテキストの書式設定に関するものです。

変更前: <code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect.

変更後: <code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect.

この変更は、Doという単語がexpvarパッケージの関数名であることを明確にするために、その単語を<code>タグで囲んでいます。これにより、読者はDoが一般的な単語ではなく、特定のコード要素であることを一目で理解できます。これは、ドキュメントの正確性と可読性を高めるための、細かながらも重要な改善です。

doc/go1.htmlとdoc/go1.tmplの両方が変更されているのは、go1.tmplがテンプレートファイルであり、そこからgo1.htmlが生成されるためと考えられます。テンプレートファイルを変更することで、最終的なHTML出力に反映されるようにしています。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/go1.html
+++ b/doc/go1.html
@@ -927,7 +927,7 @@ and
 <p>
 <em>Updating</em>:
 Most code using <code>expvar</code> will not need changing. The rare code that used
-<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect.
+<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect.
 </p>
 
 <h3 id=\"flag\">The flag package</h3>
--- a/doc/go1.tmpl
+++ b/doc/go1.tmpl
@@ -831,7 +831,7 @@ and
 <p>
 <em>Updating</em>:
 Most code using <code>expvar</code> will not need changing. The rare code that used
-<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect.
+<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect.
 </p>
 
 <h3 id=\"flag\">The flag package</h3>

コアとなるコードの解説

上記の差分が示すように、変更は非常に局所的です。

  • doc/go1.htmlとdoc/go1.tmplの両方で、以下の行が変更されています。
    • -<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to Do to achieve the same effect. (変更前)
    • +<code>Iter</code> can be updated to pass a closure to <code>Do</code> to achieve the same effect. (変更後)

この変更は、Doという単語を<code>タグで囲むことで、それがコードの一部（この場合はexpvarパッケージのDo関数）であることを明示しています。これにより、ドキュメントを読む人が、Doが一般的な動詞ではなく、特定の技術用語であることをすぐに認識できるようになります。これは、ドキュメントのセマンティックな正確性を高め、読者の理解を助けるための改善です。

関連リンク

  • Go言語のexpvarパッケージの公式ドキュメント: https://pkg.go.dev/expvar
  • Go 1リリースノート（関連する可能性のある情報源）: https://go.dev/doc/go1 (このコミットが変更しているファイルがこれに該当します)

参考にした情報源リンク

  • Go言語のexpvarパッケージに関する一般的な知識
  • HTMLの<code>タグに関する一般的な知識
  • Go言語の公式ドキュメントの構造に関する一般的な知識
  • GitHubのコミット履歴と差分表示機能