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[インデックス 15030] ファイルの概要

このコミットは、Goプロジェクトの貢献者リストにElias Naur氏を追加するものです。具体的には、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルにElias Naur氏の名前とメールアドレスが追記されています。これは、Goプロジェクトへの貢献が認められ、個人のContributor License Agreement (CLA)が締結されたことを示す管理上のコミットです。

コミット

commit 51ef37699fedf665d4998cbe45487f793d1c0bc4
Author: Russ Cox <rsc@golang.org>
Date:   Wed Jan 30 08:46:40 2013 -0800

    A+C: Elias Naur (individual CLA)
    
    Generated by addca.
    
    R=gobot
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/7230054

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/51ef37699fedf665d4998cbe45487f793d1c0bc4

元コミット内容

A+C: Elias Naur (individual CLA)

Generated by addca.

R=gobot
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/7230054

変更の背景

オープンソースプロジェクトにおいて、貢献者（コントリビューター）のリストを管理することは一般的です。これは、プロジェクトへの貢献を公式に記録し、感謝を示す目的があります。特に、大規模なプロジェクトや企業が関与するプロジェクトでは、知的財産権の明確化のためにContributor License Agreement (CLA)の締結が求められることがあります。

このコミットは、Elias Naur氏がGoプロジェクトに貢献するにあたり、個人のCLAを締結したことを示しています。CLAが締結されると、その貢献者がプロジェクトの公式な貢献者として認められ、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルに名前が追加されます。これにより、将来的なライセンス問題を防ぎ、プロジェクトの健全な発展を保証します。

コミットメッセージにある「Generated by addca」は、この変更がaddcaというツールによって自動生成されたものであることを示唆しています。addcaは、CLAの締結が完了した際に、関連するファイルを更新するための内部ツールであると考えられます。

前提知識の解説

AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイル

多くのオープンソースプロジェクトでは、プロジェクトの作成者や主要な貢献者をリストアップするためにAUTHORSファイルやCONTRIBUTORSファイルが使用されます。

  • AUTHORSファイル: 通常、プロジェクトの初期開発者や主要な設計者など、プロジェクトの「著者」と見なされる人々をリストアップします。
  • CONTRIBUTORSファイル: プロジェクトにコード、ドキュメント、バグ報告、テストなど、何らかの形で貢献したすべての人々をより広範にリストアップします。

これらのファイルは、プロジェクトの歴史と貢献者を記録するだけでなく、法的な目的（例えば、ライセンスの帰属表示）にも役立つことがあります。

Contributor License Agreement (CLA)

CLA（貢献者ライセンス同意書）は、オープンソースプロジェクトにコードやその他のコンテンツを貢献する個人または団体と、プロジェクトの所有者（または管理団体）との間で締結される法的な契約です。CLAの主な目的は以下の通りです。

  1. ライセンスの明確化: 貢献されたコードがプロジェクトのライセンス（例: Apache License, MIT License）の下で配布されることを明確にします。これにより、プロジェクトの所有者は、貢献されたコードを自由に利用、変更、配布する権利を得ます。
  2. 知的財産権の保護: 貢献されたコードの著作権が誰に帰属するかを明確にし、将来的な著作権侵害の訴訟リスクを軽減します。多くのCLAでは、貢献者は自身の貢献に対する著作権を保持しつつ、プロジェクトに対して広範なライセンスを付与します。
  3. プロジェクトの持続可能性: プロジェクトの所有者が、貢献されたコードを将来的に別のライセンスで再配布する可能性を確保するなど、プロジェクトの長期的な柔軟性を高めます。

Googleが管理するGoプロジェクトのような大規模なオープンソースプロジェクトでは、CLAの締結は標準的な慣行であり、貢献者がコードを提出する前に完了する必要があります。

技術的詳細

このコミット自体は、Go言語のランタイムやコンパイラに直接的な技術的変更を加えるものではありません。その代わりに、プロジェクトのメタデータファイルであるAUTHORSとCONTRIBUTORSに新しい行を追加する、非常に単純なファイル操作です。

コミットメッセージにある「Generated by addca」は、この変更が手動で行われたのではなく、addcaという自動化されたツールによって生成されたことを示しています。これは、CLAの締結プロセスと貢献者リストの更新が自動化されていることを意味し、人為的なミスを減らし、効率性を高めるための一般的なプラクティスです。

変更内容は、両ファイルにElias Naur氏の名前とメールアドレス（Elias Naur <elias.naur@gmail.com>）をアルファベット順に挿入するものです。これは、既存のリストの整合性を保ちつつ、新しいエントリを追加する標準的な方法です。

コアとなるコードの変更箇所

diff --git a/AUTHORS b/AUTHORS
index 02ebb31ebb..7c544cb84a 100644
--- a/AUTHORS
+++ b/AUTHORS
@@ -87,6 +87,7 @@ Dustin Shields-Cloues <dcloues@gmail.com>
 Eden Li <eden.li@gmail.com>
 Egon Elbre <egonelbre@gmail.com>
 Eivind Uggedal <eivind@uggedal.com>
+Elias Naur <elias.naur@gmail.com>
 Emil Hessman <c.emil.hessman@gmail.com>
 Eoghan Sherry <ejsherry@gmail.com>
 Eric Clark <zerohp@gmail.com>
diff --git a/CONTRIBUTORS b/CONTRIBUTORS
index af938c6681..956d3f3e10 100644
--- a/CONTRIBUTORS
+++ b/CONTRIBUTORS
@@ -141,6 +141,7 @@ Dustin Shields-Cloues <dcloues@gmail.com>
 Eden Li <eden.li@gmail.com>
 Egon Elbre <egonelbre@gmail.com>
 Eivind Uggedal <eivind@uggedal.com>
+Elias Naur <elias.naur@gmail.com>
 Emil Hessman <c.emil.hessman@gmail.com>
 Eoghan Sherry <ejsherry@gmail.com>
 Eric Clark <zerohp@gmail.com>

コアとなるコードの解説

上記のdiffは、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルに対する変更を示しています。

  • --- a/AUTHORS と +++ b/AUTHORS は、AUTHORSファイルの変更前と変更後を示します。
  • --- a/CONTRIBUTORS と +++ b/CONTRIBUTORS は、CONTRIBUTORSファイルの変更前と変更後を示します。
  • @@ -87,6 +87,7 @@ や @@ -141,6 +141,7 @@ は、変更が行われたファイルの行番号と変更行数を示します。例えば、AUTHORSファイルでは、87行目から6行が変更され、結果として7行になったことを意味します（つまり1行追加）。
  • +Elias Naur <elias.naur@gmail.com> の行は、それぞれのファイルに新しく追加された行です。Elias Naur氏の名前とメールアドレスが、既存のアルファベット順のリストの中に適切に挿入されています。

この変更は、Goプロジェクトの貢献者管理プロセスの一部であり、Elias Naur氏が正式にプロジェクトの貢献者として認識されたことを記録するものです。

関連リンク

参考にした情報源リンク