[インデックス 15950] ファイルの概要
このコミットは、Go言語のバージョン1.1に関する公式ドキュメント doc/go1.1.html
内の軽微なタイポ(誤字)を修正するものです。具体的には、reflect
パッケージの SliceOf
メソッドに関する説明文中の「a the type」という誤りを「the type」に訂正しています。
コミット
- コミットハッシュ:
a52855535a78ce3519c3d5a4dac99208f75a53d3
- Author: Andrew Gerrand adg@golang.org
- Date: Tue Mar 26 09:37:17 2013 -0700
- コミットメッセージ:
doc: fix typo in go 1.1 doc R=golang-dev, iant CC=golang-dev https://golang.org/cl/7725049
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/a52855535a78ce3519c3d5a4dac99208f75a53d3
元コミット内容
doc: fix typo in go 1.1 doc
R=golang-dev, iant
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/7725049
変更の背景
この変更は、Go言語の公式ドキュメントの品質と正確性を維持するための定期的なメンテナンスの一環として行われました。ドキュメントは、ユーザーがGo言語の機能や使い方を理解する上で非常に重要なリソースであるため、誤字脱字のような小さなエラーであっても、正確性を損なう可能性があり、修正が求められます。このコミットは、go 1.1 doc
、すなわちGo 1.1のリリースノートまたは関連ドキュメント内で発見された「a the type」という明らかな文法的な誤りを修正することを目的としています。
前提知識の解説
Go言語のドキュメンテーション
Go言語は、その設計思想の一つとして「シンプルさ」と「明瞭さ」を重視しており、これはドキュメンテーションにも反映されています。公式ドキュメントは、言語仕様、標準ライブラリのAPIリファレンス、チュートリアル、リリースノートなど多岐にわたります。これらのドキュメントは、Goのウェブサイト(golang.org)を通じて提供され、Goプログラマーにとって不可欠な情報源となっています。
Go 1.1
Go 1.1は、2013年5月にリリースされたGo言語のメジャーバージョンアップです。このバージョンでは、パフォーマンスの向上、標準ライブラリの拡張、ツールチェインの改善など、多くの重要な変更が加えられました。このコミットで修正されたドキュメントは、Go 1.1の新機能や変更点について説明するものであったと考えられます。
reflect
パッケージ
reflect
パッケージは、Go言語のランタイム型情報を操作するための機能を提供します。これにより、プログラムは実行時に自身の構造を検査し、動的に値を操作することができます。例えば、構造体のフィールド名を取得したり、インターフェースの値がどのような具体的な型を持っているかを調べたり、あるいは新しい型のインスタンスを動的に作成したりすることが可能です。
このコミットで言及されている reflect.Type
は、Goの型システムにおける型そのものを表すインターフェースです。reflect.SliceOf
は、既存の reflect.Type
からスライス型(例: []T
)を動的に構築するために使用される関数です。
技術的詳細
このコミットの技術的詳細は、doc/go1.1.html
ファイル内の特定のHTML要素におけるテキストコンテンツの修正に集約されます。
修正対象の箇所は、reflect
パッケージの SliceOf
関数と Type
インターフェースに関する説明文です。元の文章では「construct a the type []T
given only T
.」となっていました。ここで「a the type」という表現は、英語の冠詞の用法として誤りであり、通常は「the type」または「a type」のいずれかを使用します。文脈から判断して、特定の型([]T
)を指しているため、「the type」が正しい表現となります。
この修正は、HTMLドキュメント内のテキストコンテンツを直接変更するものであり、Go言語のコードベースやコンパイルされたバイナリの動作には影響を与えません。しかし、公式ドキュメントの正確性と可読性を向上させる上で重要な修正です。
コアとなるコードの変更箇所
--- a/doc/go1.1.html
+++ b/doc/go1.1.html
@@ -495,7 +495,7 @@ and
<a href="/pkg/reflect/#SliceOf"><code>SliceOf</code></a>
construct new
<a href="/pkg/reflect/#Type"><code>Types</code></a>
-from existing types, for example to construct a the type <code>[]T</code> given
+from existing types, for example to construct the type <code>[]T</code> given
only <code>T</code>.
</p>
コアとなるコードの解説
上記の差分は、doc/go1.1.html
ファイルの497行目における変更を示しています。
- from existing types, for example to construct a the type <code>[]T</code> given
- これは変更前の行です。「a the type」という誤った表現が含まれています。
+ from existing types, for example to construct the type <code>[]T</code> given
- これは変更後の行です。「a the」が削除され、「the」のみが残っています。
この変更により、reflect.SliceOf
関数が既存の型から新しい reflect.Type
を構築する例として、T
から []T
型を構築する際の記述が、文法的に正しく、より自然な英語表現になりました。これは、ドキュメントの品質向上に直接貢献する修正です。
関連リンク
- Go言語公式サイト: https://golang.org/
- Go 1.1 リリースノート (当時のもの): https://golang.org/doc/go1.1 (現在のURLは変更されている可能性があります)
reflect
パッケージのドキュメント: https://golang.org/pkg/reflect/
参考にした情報源リンク
/home/orange/Project/comemo/commit_data/15950.txt
(提供されたコミット情報ファイル)- GitHubコミットページ: https://github.com/golang/go/commit/a52855535a78ce3519c3d5a4dac99208f75a53d3
- Go言語の公式ドキュメント (一般的な情報源として)