[インデックス 16593] ファイルの概要
このコミットは、Go言語の公式ドキュメントサイトのスタイルシート(doc/style.css
)に対する変更を記録しています。具体的には、Google Feedbackリンクの統合に備えて、既存のレイアウトに微調整を加えることが目的です。
コミット
commit 7468b1d36ab4bc3e488a824edc01e62e733c464b
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date: Tue Jun 18 15:26:15 2013 +1000
doc: style tweaks in preparation for Google Feedback link
Fixes #5589.
R=golang-dev, dsymonds
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/10272051
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/7468b1d36ab4bc3e488a824edc01e62e733c464b
元コミット内容
---
doc/style.css | 3 +++
1 file changed, 3 insertions(+)
diff --git a/doc/style.css b/doc/style.css
index 5c8e17a298..ca8006b8dc 100644
--- a/doc/style.css
+++ b/doc/style.css
@@ -153,6 +153,8 @@ div#topbar.wide > .container {
}
div#plusone {
float: right;
+ clear: right;
+ margin-top: 5px;
}
div#footer {
@@ -402,6 +404,7 @@ img.gopher {\
float: right;
margin-left: 10px;
margin-bottom: 10px;
+\tz-index: -1;\
}
.pkgGopher {
text-align: right;
変更の背景
このコミットの主な目的は、Go言語の公式ドキュメントサイトにGoogle Feedbackリンクを統合するための準備として、既存のCSSスタイルを調整することです。コミットメッセージには「Fixes #5589」と記載されており、これはおそらく、フィードバックリンクを適切に表示するために解決する必要があった既存のレイアウトまたは表示の問題を指しています。
具体的な問題の内容は、コミットメッセージや変更されたコードから推測できます。div#plusone
要素(おそらくGoogle +1ボタンに関連する要素)とimg.gopher
要素(GoマスコットのGopher画像)のスタイルが変更されており、これらが新しいフィードバックリンクと競合したり、不適切な位置に表示されたりするのを防ぐための調整と考えられます。特に、z-index
の変更は、要素の重なり順序を制御し、フィードバックリンクが他の要素によって隠されないようにするためのものです。
前提知識の解説
このコミットを理解するためには、以下のCSSプロパティに関する基本的な知識が必要です。
float
: 要素を左右に浮動させ、テキストやインライン要素がその周りに回り込むように配置します。float: right;
は要素を右に寄せます。clear
: 浮動要素の隣に要素が回り込むのを防ぎます。clear: right;
は、要素の右側に浮動要素がないことを保証します。これにより、要素が浮動要素の下に配置されるようになります。margin-top
: 要素の上側のマージン(余白)を設定します。正の値を指定すると、要素とその上の要素との間にスペースが追加されます。z-index
: ポジショニングされた要素(position
プロパティがstatic
以外に設定されている要素)のスタック順序(重なり順序)を決定します。z-index
の値が大きいほど、要素は他の要素の上に表示されます。負の値を指定すると、要素は通常フローの要素の下に配置されることがあります。
技術的詳細
このコミットでは、doc/style.css
ファイル内の2つの主要なセレクタに対してスタイル調整が行われています。
-
div#plusone
:float: right;
は既に設定されていましたが、これに加えてclear: right;
とmargin-top: 5px;
が追加されました。clear: right;
の追加は、div#plusone
要素の右側に他の浮動要素が存在する場合に、その要素がdiv#plusone
の右側に回り込むのを防ぎ、div#plusone
が新しい行に配置されるようにします。これは、Google Feedbackリンクがdiv#plusone
の近くに配置される際に、レイアウトの崩れを防ぐために重要です。margin-top: 5px;
は、div#plusone
要素とその上の要素との間に5ピクセルの余白を追加します。これにより、フィードバックリンクがdiv#plusone
のすぐ下に配置される場合に、適切な間隔が確保され、視覚的な混雑が緩和されます。
-
img.gopher
:float: right;
、margin-left: 10px;
、margin-bottom: 10px;
は既に設定されていましたが、これに加えてz-index: -1;
が追加されました。z-index: -1;
の追加は、img.gopher
要素のスタック順序を最背面近くに移動させます。これにより、新しいGoogle Feedbackリンクやその他の重要なUI要素がGopher画像の上に表示されることが保証されます。Gopher画像がコンテンツの背景として機能し、他の要素の視認性を妨げないようにするための調整と考えられます。
これらの変更は、Google Feedbackリンクが既存のページレイアウトにスムーズに統合され、他の要素と競合することなく適切に表示されるようにするための予防的な措置です。
コアとなるコードの変更箇所
--- a/doc/style.css
+++ b/doc/style.css
@@ -153,6 +153,8 @@ div#topbar.wide > .container {
}
div#plusone {
float: right;
+ clear: right;
+ margin-top: 5px;
}
div#footer {
@@ -402,6 +404,7 @@ img.gopher {\
float: right;
margin-left: 10px;
margin-bottom: 10px;
+\tz-index: -1;\
}
.pkgGopher {
text-align: right;
コアとなるコードの解説
-
div#plusone
セレクタへの変更:clear: right;
: この行が追加されました。これにより、div#plusone
要素の右側に浮動要素が存在する場合、その浮動要素がdiv#plusone
の右側に回り込むのを防ぎ、div#plusone
が新しい行に配置されるようになります。これは、フィードバックリンクがdiv#plusone
の近くに配置される際に、レイアウトの崩れを防ぐために重要です。margin-top: 5px;
: この行が追加されました。これにより、div#plusone
要素の上部に5ピクセルの余白が追加されます。これは、フィードバックリンクがdiv#plusone
のすぐ下に配置される場合に、適切な間隔を確保し、視覚的な混雑を避けるためのものです。
-
img.gopher
セレクタへの変更:z-index: -1;
: この行が追加されました。これにより、img.gopher
要素のスタック順序が最背面近くに移動します。これは、新しいGoogle Feedbackリンクやその他の重要なUI要素がGopher画像の上に表示されることを保証し、Gopher画像がコンテンツの背景として機能するようにするための調整です。
これらの変更は、Goドキュメントサイトのレイアウトを微調整し、Google Feedbackリンクの統合に備えるためのものです。
関連リンク
- Go言語公式サイト: https://go.dev/
- Go言語ドキュメント: https://go.dev/doc/
参考にした情報源リンク
- コミットデータ:
/home/orange/Project/comemo/commit_data/16593.txt
- GitHubコミットページ: https://github.com/golang/go/commit/7468b1d36ab4bc3e488a824edc01e62e733c464b
- CSS
float
プロパティに関する情報 - CSS
clear
プロパティに関する情報 - CSS
margin-top
プロパティに関する情報 - CSS
z-index
プロパティに関する情報