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[インデックス 17754] ファイルの概要

このコミットは、Goプロジェクトの貢献者リストに新しいエントリを追加するものです。具体的には、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルにJeff Sickel氏の名前と連絡先が追加されています。これは、Goプロジェクトへの貢献者が増えたことを公式に記録するための、定型的な更新です。

コミット

commit 13afa627640311d322731679c6c64154f626b34d
Author: Russ Cox <rsc@golang.org>
Date:   Mon Oct 7 11:40:59 2013 -0400

    A+C: Jeff Sickel (individual CLA)
    
    Generated by addca.
    
    R=gobot
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/14467045

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/13afa627640311d322731679c6c64154f626b34d

元コミット内容

A+C: Jeff Sickel (individual CLA)
Generated by addca.
R=gobot
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/14467045

変更の背景

このコミットの背景は、Jeff Sickel氏がGoプロジェクトに対して何らかの貢献を行い、その貢献が受け入れられたことにあります。オープンソースプロジェクトでは、コードの貢献を受け入れる際に、貢献者がそのコードの著作権をプロジェクトに譲渡するか、あるいは特定のライセンスの下で利用を許可することに同意する「貢献者ライセンス同意書 (Contributor License Agreement, CLA)」への署名を求めることが一般的です。

このコミットメッセージにある「individual CLA」という記述は、Jeff Sickel氏が個人としてCLAに署名したことを示しています。CLAへの署名が完了すると、その貢献者の名前がプロジェクトの公式な貢献者リストに追加されます。このコミットは、そのプロセスの一環として、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルにJeff Sickel氏の名前を追加するために行われました。

また、「Generated by addca.」という記述は、この変更がaddcaというツールによって自動生成されたものであることを示唆しています。これは、CLAの管理と貢献者リストの更新を自動化するための内部ツールであると考えられます。

前提知識の解説

貢献者ライセンス同意書 (CLA)

CLAは、オープンソースプロジェクトにおいて、貢献者がその貢献物(コード、ドキュメントなど)の著作権をプロジェクトの所有者(多くの場合、財団や企業)に譲渡するか、または特定のライセンスの下で利用を許可することに同意するための法的な文書です。CLAの主な目的は以下の通りです。

  1. ライセンスの明確化: 貢献されたコードがどのライセンスの下で配布されるかを明確にし、将来的なライセンス問題を防ぎます。
  2. 著作権の保護: プロジェクトの所有者が貢献されたコードの著作権を保有することで、プロジェクト全体のライセンスの一貫性を保ち、法的な紛争からプロジェクトを保護します。
  3. 再ライセンスの可能性: プロジェクトの所有者が著作権を保有することで、将来的にプロジェクトのライセンスを変更する際に、個々の貢献者から再度同意を得る必要がなくなります。

GoプロジェクトのようにGoogleが主導する大規模なオープンソースプロジェクトでは、CLAの導入は一般的であり、プロジェクトの健全な運営と法的な安定性を確保するために重要な役割を果たします。

AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイル

多くのオープンソースプロジェクトでは、プロジェクトに貢献した人々の名前を記録するためのテキストファイルが慣習的に存在します。GoプロジェクトにおけるAUTHORSCONTRIBUTORSファイルもその一例です。

  • AUTHORS: 主にプロジェクトの主要な作者や、初期からの貢献者、あるいは特に重要な貢献をした人々をリストアップするために使用されます。
  • CONTRIBUTORS: より広範な貢献者、つまりコードの修正、バグ報告、ドキュメントの改善、テストの作成など、様々な形でプロジェクトに貢献した人々をリストアップするために使用されます。

これらのファイルは、貢献者への感謝を示すとともに、プロジェクトの歴史とコミュニティの成長を記録する役割も果たします。

技術的詳細

このコミット自体は、Go言語のランタイムやコンパイラといったコアな技術要素に直接的な変更を加えるものではありません。純粋にプロジェクトのメタデータ、具体的には貢献者リストを更新するものです。

変更内容は非常にシンプルで、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルにそれぞれ1行ずつ、Jeff Sickel氏の名前とメールアドレスが追加されています。

  • AUTHORSファイルへの追加: Jeff Sickel <jas@corpus-callosum.com>
  • CONTRIBUTORSファイルへの追加: Jeff Sickel <jas@corpus-callosum.com>

この変更は、addcaというツールによって自動生成されたとコミットメッセージに記載されており、これはGoプロジェクトがCLAの管理と貢献者リストの更新プロセスを自動化していることを示しています。このような自動化は、大規模なプロジェクトにおいて手作業によるエラーを防ぎ、効率性を高める上で非常に重要です。

コアとなるコードの変更箇所

このコミットにおける「コアとなるコード」は、Goのランタイムやライブラリではなく、プロジェクトのメタデータファイルであるAUTHORSCONTRIBUTORSです。

diff --git a/AUTHORS b/AUTHORS
index 83858cbbe4..8c3458d8bd 100644
--- a/AUTHORS
+++ b/AUTHORS
@@ -165,6 +165,7 @@ Jaroslavas Počepko <jp@webmaster.ms>
 Jason Travis <infomaniac7@gmail.com>
 Jeff Hodges <jeff@somethingsimilar.com>
 Jeff R. Allen <jra@nella.org>
+Jeff Sickel <jas@corpus-callosum.com>
 Jeff Wendling <jeff@spacemonkey.com>
 Jeremy Jackins <jeremyjackins@gmail.com>
 Jim McGrath <jimmc2@gmail.com>
diff --git a/CONTRIBUTORS b/CONTRIBUTORS
index 13c8f371c5..83e08e7182 100644
--- a/CONTRIBUTORS
+++ b/CONTRIBUTORS
@@ -242,6 +242,7 @@ Jason Travis <infomaniac7@gmail.com>
 Jean-Marc Eurin <jmeurin@google.com>
 Jeff Hodges <jeff@somethingsimilar.com>
 Jeff R. Allen <jra@nella.org> <jeff.allen@gmail.com>
+Jeff Sickel <jas@corpus-callosum.com>
 Jeff Wendling <jeff@spacemonkey.com>
 Jeremiah Harmsen <jeremiah@google.com>
 Jeremy Jackins <jeremyjackins@gmail.com>

コアとなるコードの解説

上記のdiffを見るとわかるように、AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイルの両方に、以下の行が追加されています。

+Jeff Sickel <jas@corpus-callosum.com>

これは、Jeff Sickel氏の名前と、彼が貢献者として登録されているメールアドレスを示しています。ファイルの変更は、既存のリストに新しいエントリを挿入する形で行われています。これは、新しい貢献者が追加されるたびに、これらのファイルが更新されるというプロジェクトの運用ポリシーを反映しています。

この変更自体は、Go言語の機能やパフォーマンスに影響を与えるものではなく、プロジェクトの管理と法的な側面に関連するものです。

関連リンク

  • GoプロジェクトのGitHubリポジトリ: https://github.com/golang/go
  • Goプロジェクトの貢献ガイドライン (CLAに関する情報が含まれる場合があります): https://go.dev/doc/contribute (現在のURLであり、コミット当時のものとは異なる可能性があります)

参考にした情報源リンク