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[インデックス 17817] ファイルの概要

このコミットは、Go言語のリポジトリにおけるタグ付けに関する変更です。具体的には、go1.2rc2というリリース候補版のタグが追加されています。変更されたファイルは.hgtagsであり、これはMercurialリポジトリでタグ情報を管理するために使用されるファイルです。

コミット

commit 7e4af6d93fe9bdc4deb36b508f6db864a67434ae
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date:   Fri Oct 18 14:01:00 2013 +0900

    tag go1.2rc2
    
    R=golang-dev, dsymonds
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/14910043
---
 .hgtags | 1 +
 1 file changed, 1 insertion(+)

diff --git a/.hgtags b/.hgtags
index e3d7a15fb2..ee8f3b8c0e 100644
--- a/.hgtags
+++ b/.hgtags
@@ -120,3 +120,4 @@ e570c2daeaca10663d36d6dee7f8d1d76e8f7b92 go1.1
 a7bd9a33067b3537351276e0178a045748ad046a go1.1.1
 414057ac1f1fc850957088e4c5e95cdbccd2d594 go1.1.2
 414057ac1f1fc850957088e4c5e95cdbccd2d594 release
+45475ec7eab1c588fc4210b34d5901b15ca1e479 go1.2rc2

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/7e4af6d93fe9bdc4deb36b508f6db864a67434ae

元コミット内容

このコミットの元々の内容は、go1.2rc2というタグをリポジトリに追加することです。これは、Go 1.2のセカンドリリース候補版が準備できたことを示すものです。

変更の背景

Go言語の開発プロセスでは、安定版リリースの前に複数のリリース候補版(Release Candidate, RC)を公開し、コミュニティからのフィードバックやバグ報告を募ることが一般的です。go1.2rc2タグの追加は、Go 1.2の正式リリースに向けて、2番目のリリース候補版が完成し、テストと評価の段階に入ったことを示しています。これにより、開発者やユーザーは、正式リリース前の最新の安定版に近いバージョンを試用し、潜在的な問題を特定する機会を得ることができます。

前提知識の解説

  • Go言語のリリースサイクル: Go言語は、通常6ヶ月ごとにメジャーリリースを行います。各メジャーリリースには、新機能の追加、パフォーマンスの改善、バグ修正などが含まれます。正式リリースに先立ち、通常は複数のリリース候補版(RC1, RC2など)が公開されます。
  • リリース候補版 (Release Candidate, RC): ソフトウェア開発において、RC版は「ほぼ完成しており、最終リリースに向けて大きな変更は予定されていないが、最終的なテストとバグ修正のために公開されるバージョン」を指します。RC版が公開されることで、より広範なユーザーベースでのテストが可能になり、潜在的な問題が本番環境にデプロイされる前に発見・修正される機会が増えます。
  • タグ (Tag): バージョン管理システム(GitやMercurialなど)におけるタグは、特定のコミットに意味のある名前(例: v1.0, go1.2rc2)を付ける機能です。これにより、後からその特定の時点のコードベースを簡単に参照したり、チェックアウトしたりすることができます。リリースバージョンや重要なマイルストーンを示すためによく使用されます。
  • .hgtags: これはMercurialバージョン管理システムで使用されるファイルで、リポジトリ内のタグ情報を記録します。Gitにおけるタグは通常、リポジトリのメタデータとして管理されますが、Mercurialでは.hgtagsファイルにコミットハッシュとタグ名のマッピングが記述されます。GoプロジェクトはかつてMercurialを使用しており、このファイルはその時代の名残です。現在ではGitに移行していますが、過去のコミット履歴にはMercurial時代のファイルが残っています。

技術的詳細

このコミットは、Goリポジトリのバージョン管理におけるタグ付け操作を反映したものです。具体的には、45475ec7eab1c588fc4210b34d5901b15ca1e479というコミットハッシュに対してgo1.2rc2というタグを関連付けています。

.hgtagsファイルは、Mercurialリポジトリにおいて、特定のコミットID(ハッシュ)とそれに対応するタグ名を関連付けるためのシンプルなテキストファイルです。各行は[コミットハッシュ] [タグ名]の形式で構成されます。このコミットでは、既存のタグリストに新しい行が追加されています。

この操作自体はコードの機能的な変更を伴うものではなく、リポジトリの履歴に特定の時点をマークするためのメタデータ操作です。しかし、このタグが存在することで、Go 1.2のリリース候補版2のソースコードを正確に特定し、ビルドすることが可能になります。これは、リリース管理と再現性にとって非常に重要なプロセスです。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/.hgtags
+++ b/.hgtags
@@ -120,3 +120,4 @@ e570c2daeaca10663d36d6dee7f8d1d76e8f7b92 go1.1
 a7bd9a33067b3537351276e0178a045748ad046a go1.1.1
 414057ac1f1fc850957088e4c5e95cdbccd2d594 go1.1.2
 414057ac1f1fc850957088e4c5e95cdbccd2d594 release
+45475ec7eab1c588fc4210b34d5901b15ca1e479 go1.2rc2

コアとなるコードの解説

変更は.hgtagsファイルに1行追加されただけです。

+45475ec7eab1c588fc4210b34d5901b15ca1e479 go1.2rc2

この行は、45475ec7eab1c588fc4210b34d5901b15ca1e479というコミットハッシュがgo1.2rc2というタグで識別されることを示しています。これは、Mercurialリポジトリにおけるタグ付けの標準的な方法です。このコミットハッシュは、Go 1.2rc2のリリース候補版のコードベースの正確なスナップショットを指します。

この変更自体はGo言語のランタイムやライブラリの動作に直接影響を与えるものではありませんが、Goプロジェクトのリリースエンジニアリングプロセスの一部として、特定のバージョンをマークするために不可欠なステップです。

関連リンク

参考にした情報源リンク

  • Go言語の公式ドキュメント
  • Mercurialのタグに関するドキュメント (一般的な情報)
  • GoプロジェクトのGitHubリポジトリのコミット履歴
  • Go言語のリリースプロセスに関する一般的な知識