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[インデックス 19248] ファイルの概要

このコミットは、Go言語のドキュメントの一部である doc/install-source.html ファイルに対する変更です。このファイルは、Goのソースコードからインストールする方法についての手順を説明するドキュメントであり、特にMercurialなどのバージョン管理システムの使用に関する情報を含んでいます。

コミット

doc: fix link to Mercurial download

Oddly, 404s with the trailing slash.

LGTM=bradfitz R=golang-codereviews, bradfitz CC=golang-codereviews https://golang.org/cl/90790045

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/1bf690c180f8885144e94b7a58660d6fb2fd2ae7

元コミット内容

commit 1bf690c180f8885144e94b7a58660d6fb2fd2ae7
Author: Robert Hencke <robert.hencke@gmail.com>
Date:   Mon Apr 28 06:59:27 2014 -0700

    doc: fix link to Mercurial download
    
    Oddly, 404s with the trailing slash.
    
    LGTM=bradfitz
    R=golang-codereviews, bradfitz
    CC=golang-codereviews
    https://golang.org/cl/90790045
---
 doc/install-source.html | 2 +-\n 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-)\n
diff --git a/doc/install-source.html b/doc/install-source.html
index c1ef4e7199..ee7eb62f38 100644
--- a/doc/install-source.html
+++ b/doc/install-source.html
@@ -95,7 +95,7 @@ have an <code>hg</code> command.)
 <p>
 If you do not have a working Mercurial installation,
 follow the instructions on the
-<a href="http://mercurial.selenic.com/downloads/">Mercurial downloads</a> page.
+<a href="http://mercurial.selenic.com/downloads">Mercurial downloads</a> page.
 </p>
 
 <p>

変更の背景

このコミットの背景は非常にシンプルで直接的です。doc/install-source.html ドキュメント内に記述されていたMercurialのダウンロードページへのリンクが、末尾のスラッシュ (/) が原因で正しく機能せず、HTTP 404 (Not Found) エラーを返していました。ユーザーがGoのソースコードからのインストールを試みる際に、Mercurialのインストールが必要な場合にこのリンクを参照するため、リンクが壊れているとユーザー体験が損なわれる問題がありました。この問題を解決するために、リンクのURLから末尾のスラッシュを削除する修正が行われました。

前提知識の解説

このコミットを理解するためには、以下の前提知識が役立ちます。

  • Go言語のインストール: Go言語は、公式ウェブサイトからバイナリディストリビューションをダウンロードしてインストールする方法が一般的ですが、ソースコードからビルドしてインストールすることも可能です。特に開発者や特定の環境要件がある場合には、ソースからのインストールが選択されることがあります。
  • Mercurial (Hg): Mercurialは、Gitと同様に分散型バージョン管理システム(DVCS)の一つです。Go言語の初期の開発においては、Goのソースコード管理にMercurialが使用されていました。そのため、Goのソースコードからビルドする際には、Mercurialがシステムにインストールされていることが前提となる場合がありました。このコミットが作成された2014年時点では、GoプロジェクトはまだMercurialを主要なバージョン管理システムとして利用していました。
  • HTML (HyperText Markup Language): ウェブページの構造を定義するためのマークアップ言語です。このコミットで変更されている doc/install-source.html はHTMLファイルであり、ウェブブラウザで表示されるドキュメントです。
  • <a> タグと href 属性: HTMLにおいて、<a> (アンカー) タグはハイパーリンクを作成するために使用されます。href (Hypertext REFerence) 属性は、リンクのターゲットとなるURLを指定します。
  • URL (Uniform Resource Locator): インターネット上のリソース(ウェブページ、画像など)の場所を示すアドレスです。URLの構造には、プロトコル(例: http://)、ドメイン名(例: mercurial.selenic.com)、パス(例: /downloads/)などが含まれます。
  • HTTP 404 Not Found エラー: ウェブサーバーが、リクエストされたリソースを見つけられない場合に返す標準的なHTTPステータスコードです。URLの誤りやリソースの削除などが原因で発生します。

技術的詳細

このコミットの技術的な詳細は、URLの解釈とウェブサーバーの挙動に関連しています。

通常、URLの末尾にスラッシュがあるかないかは、ウェブサーバーの設定によって異なる挙動を示すことがあります。

  • ディレクトリを示す場合: http://example.com/path/to/directory/ のように末尾にスラッシュがある場合、これは通常、directory という名前のディレクトリを指し、そのディレクトリ内のデフォルトファイル(例: index.html)が提供されることを期待します。
  • ファイルを示す場合: http://example.com/path/to/file.html のように末尾にスラッシュがない場合、これは通常、file.html という名前のファイルを指します。

しかし、一部のウェブサーバーや特定のURLルーティング設定では、末尾のスラッシュの有無が厳密に区別され、スラッシュの有無が異なるリソースとして扱われることがあります。このコミットのケースでは、http://mercurial.selenic.com/downloads/ というURLが、末尾のスラッシュがない http://mercurial.selenic.com/downloads とは異なるリソースとして扱われ、前者が404エラーを返していたと考えられます。

これは、ウェブサーバーが /downloads/ をディレクトリとして解釈しようとしたが、そのディレクトリ内に提供すべきデフォルトファイルが見つからなかったか、あるいは /downloads が特定のファイルやアプリケーションのエンドポイントとして設定されており、末尾のスラッシュが付くとそのルーティングにマッチしなかった、といった理由が考えられます。

この修正は、単にURLから問題の原因となっていた末尾のスラッシュを削除することで、ウェブサーバーが正しくリソースを解決できるようにしたものです。これは、ウェブ開発においてURLの正規化やリダイレクト設定が重要であることを示唆する一例とも言えます。

コアとなるコードの変更箇所

変更は doc/install-source.html ファイルの1箇所のみです。

--- a/doc/install-source.html
+++ b/doc/install-source.html
@@ -95,7 +95,7 @@ have an <code>hg</code> command.)
 <p>
 If you do not have a working Mercurial installation,
 follow the instructions on the
-<a href="http://mercurial.selenic.com/downloads/">Mercurial downloads</a> page.
+<a href="http://mercurial.selenic.com/downloads">Mercurial downloads</a> page.
 </p>

具体的には、96行目(変更前)の <a href="http://mercurial.selenic.com/downloads/"> が、96行目(変更後)の <a href="http://mercurial.selenic.com/downloads"> に変更されています。

コアとなるコードの解説

この変更は、HTMLのハイパーリンクを定義する <a> タグの href 属性の値を修正しています。

  • 変更前:

    <a href="http://mercurial.selenic.com/downloads/">Mercurial downloads</a>
    

    href 属性の値は http://mercurial.selenic.com/downloads/ でした。このURLの末尾にはスラッシュが含まれています。

  • 変更後:

    <a href="http://mercurial.selenic.com/downloads">Mercurial downloads</a>
    

    href 属性の値は http://mercurial.selenic.com/downloads に変更されました。末尾のスラッシュが削除されています。

この修正により、ユーザーが「Mercurial downloads」というテキストリンクをクリックした際に、ブラウザがリクエストするURLが http://mercurial.selenic.com/downloads となり、Mercurialのダウンロードページが正しく表示されるようになりました。これは、ウェブサーバーが末尾のスラッシュがないURLを正しく処理するように設定されていたため、または末尾のスラッシュがあるURLが何らかの理由で無効なパスとして扱われていたためです。

関連リンク

このコミット自体はドキュメントのリンク修正であり、特定のGo言語の機能やランタイムの変更に直接関連するものではありません。そのため、Go言語の特定の機能に関する関連リンクは特にありません。

参考にした情報源リンク

  • GitHub上のコミットページ: https://github.com/golang/go/commit/1bf690c180f8885144e94b7a58660d6fb2fd2ae7
  • Go言語の公式ドキュメント: Go言語のインストールに関する一般的な情報源。
  • Mercurial公式サイト: Mercurialに関する一般的な情報源。
  • HTTPステータスコード (404 Not Found): HTTPプロトコルに関する一般的な情報源。
  • HTMLの <a> タグと href 属性: HTMLの仕様に関する一般的な情報源。
  • URLの構造と解釈: ウェブ技術に関する一般的な情報源。