Keyboard shortcuts

Press or to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

[インデックス 12713] ファイルの概要

このコミットは、doc/effective_go.html ファイルに対する変更です。このファイルは、Go言語の公式ドキュメントの一部であり、「Effective Go」というGo言語を効果的に記述するためのガイドラインが記述されています。

コミット

  • コミットハッシュ: b8b308d184a73926eb0eb468f96f7a0f4dc63402
  • Author: Robert Griesemer gri@golang.org
  • Date: Wed Mar 21 14:29:16 2012 -0700
  • コミットメッセージ:
    doc/effective_go.html: undo local font change
    
    R=r
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5876043
    

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/b8b308d184a73926eb0eb468f96f7a0f4dc63402

元コミット内容

doc/effective_go.html: undo local font change

R=r
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/5876043

変更の背景

コミットメッセージには「undo local font change」とありますが、実際の差分を見るとフォントの変更ではなく、テキストの変更が行われています。具体的には、PathErrorという単語がPathErrorsと複数形に修正されています。

この変更の背景としては、おそらく以前のコミットで誤って単数形になっていた箇所を、Go言語のエラーハンドリングにおけるPathErrorの概念や、文脈上の自然な表現に合わせて複数形に修正したと考えられます。ドキュメントの正確性と一貫性を保つための修正であると推測されます。

前提知識の解説

Effective Go

「Effective Go」は、Go言語の公式ドキュメントの一部であり、Go言語で効果的かつ慣用的なプログラムを書くためのガイドラインとベストプラクティスを提供しています。Go言語の設計思想、命名規則、エラーハンドリング、並行処理など、多岐にわたるトピックをカバーしており、Goプログラマーにとって非常に重要なリソースです。このドキュメントは、Go言語のコードベース全体で一貫したスタイルと品質を維持するために参照されます。

HTML (HyperText Markup Language)

HTMLは、ウェブページを構造化するための標準マークアップ言語です。テキスト、画像、リンク、フォームなどの要素を定義し、それらがウェブブラウザでどのように表示されるかを記述します。doc/effective_go.htmlファイルは、このHTML形式で記述されており、ウェブブラウザを通じて閲覧されることを意図しています。

Go言語における PathError

Go言語では、ファイルシステム操作(ファイルのオープン、読み書きなど)中に発生するエラーを表現するために、osパッケージにPathErrorという構造体が定義されています。PathErrorは、エラーが発生した操作(Op)、関連するパス(Path)、そして根本的なエラー(Err)の3つのフィールドを持ちます。これにより、ファイルシステム関連のエラーが発生した際に、より詳細な情報を提供し、エラーハンドリングを容易にします。

例えば、存在しないファイルをオープンしようとした場合、PathErrorOpに"open"、Pathにそのファイルのパス、Errに"no such file or directory"のようなエラーが格納されます。

このコミットで修正されたPathErrorからPathErrorsへの変更は、Go言語のエラーハンドリングの文脈において、PathErrorの概念が複数存在する場合や、一般的なエラーの種類としてのPathErrorを指す場合に、より適切な表現として複数形が選ばれた可能性があります。

技術的詳細

このコミットの技術的な詳細は、doc/effective_go.htmlファイル内の特定のHTML要素のテキストコンテンツが変更された点に集約されます。

変更前は、エラーの詳細を抽出する方法について説明している箇所で、PathErrorという単数形が使用されていました。しかし、Go言語のエラーハンドリングの文脈では、PathErrorは特定の型を指す一方で、エラーの種類や概念として複数形を用いる方が自然な場合があります。例えば、「複数のPathErrorを処理する」といった文脈では複数形が適切です。

この修正は、ドキュメントの正確性と読解性を向上させるためのものであり、Go言語のエラーハンドリングに関する説明をより明確にする意図があったと考えられます。HTMLの<code>タグは、コードスニペットや技術的な用語をインラインで表示するために使用され、この変更もそのタグ内で完結しています。

コミットメッセージの「undo local font change」という記述は、実際の変更内容(テキストの修正)とは一致していません。これは、コミットメッセージが変更内容を正確に反映していないか、あるいは、以前の「フォント変更」と関連する何らかの意図しない副作用を修正する過程で、このテキスト修正も行われた可能性が考えられます。しかし、差分からはテキストの変更のみが確認できます。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/effective_go.html
+++ b/doc/effective_go.html
@@ -2704,7 +2704,7 @@ unknown format is "image: unknown format".
 <p>
 Callers that care about the precise error details can
 use a type switch or a type assertion to look for specific
-errors and extract details.  For <code>PathError</code>s
+errors and extract details.  For <code>PathErrors</code>
 this might include examining the internal <code>Err</code>
 field for recoverable failures.
 </p>

コアとなるコードの解説

変更はdoc/effective_go.htmlファイルの1行のみです。

  • 変更前: errors and extract details. For <code>PathError</code>s
  • 変更後: errors and extract details. For <code>PathErrors</code>

この変更は、<code>PathError</code>という部分が<code>PathErrors</code>に変更されたことを示しています。具体的には、PathErrorの後に続くsが、<code>タグの外から内側に移動し、PathError自体が複数形として表現されるようになりました。

これは、Go言語のPathError型に関する説明において、文法的な正確性や、より自然な英語表現に修正されたものと考えられます。エラーの詳細を抽出する際に、特定のPathErrorインスタンスだけでなく、PathErrorというエラーの「種類」や「概念」全般について言及している文脈であるため、複数形が適切であると判断されたのでしょう。

この修正は、ドキュメントの品質向上に貢献し、読者がGo言語のエラーハンドリングについてより正確に理解する手助けとなります。

関連リンク

参考にした情報源リンク