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[インデックス 12762] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式ドキュメントサイトに新しいファイル doc/articles/index.html を追加するものです。このファイルは、Goに関する記事のインデックスページとして機能し、既存のドキュメントページへのリンクを提供することで、ユーザーがGoに関する記事を効率的に見つけられるようにすることを目的としています。

コミット

commit 11441285db2532d7446664f7bd850fd3439bed64
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date:   Tue Mar 27 11:40:17 2012 +1100

    doc: add doc/articles/index.html
    
    Fixes #3402.
    
    R=golang-dev, r
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/5923043

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/11441285db2532d7446664f7bd850fd3439bed64

元コミット内容

このコミットは、doc/articles/index.html という新しいファイルをGoのドキュメントリポジトリに追加します。このファイルは、Goに関する記事のインデックスページとして機能し、ユーザーを既存のドキュメントページ(具体的には /doc/#articles)に誘導します。コミットメッセージには「Fixes #3402」とあり、これはGitHubのIssue #3402を修正するものであることを示唆しています。また、コードレビューの承認者(R=golang-dev, r)とCC(CC=golang-dev)が記載されており、Goコミュニティ内でのレビュープロセスを経ていることがわかります。さらに、https://golang.org/cl/5923043 は、Goのコードレビューシステム(Gerrit)における変更リストへのリンクです。

変更の背景

この変更の背景には、Goに関する記事の整理とアクセシビリティの向上があったと考えられます。doc/articles/index.html の追加は、Goの公式ドキュメント内で記事コンテンツを構造化し、ユーザーが関連情報を簡単に見つけられるようにするための取り組みの一環です。コミットメッセージにある「Fixes #3402」は、おそらく既存のドキュメント構造における記事の発見性に関する課題や、特定の記事へのアクセスを改善する必要性があったことを示しています。新しいインデックスページを設けることで、記事コンテンツへの単一のエントリポイントを提供し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが目的と推測されます。

前提知識の解説

このコミットを理解するためには、以下の前提知識が役立ちます。

  • HTML (HyperText Markup Language): ウェブページの構造を定義するための標準マークアップ言語です。このコミットで追加されるファイルはHTML形式であり、<p> タグや <a> タグなどの基本的なHTML要素が使用されています。
  • ウェブサイトのドキュメント構造: 一般的なウェブサイトでは、コンテンツを整理するためにディレクトリ構造が使用されます。doc/articles/index.html のようなパスは、doc ディレクトリの下に articles というサブディレクトリがあり、その中に index.html というファイルがあることを示しています。index.html は、通常、そのディレクトリのデフォルトページとして機能します。
  • アンカーリンク (#): HTMLの <a> タグで使用される # は、同じページ内の特定のセクションへのリンク(アンカーリンク)を作成するために使用されます。/doc/#articles は、/doc ページの「articles」というIDを持つ要素にスクロールすることを意味します。
  • Go言語のドキュメントシステム: Go言語には、godoc のようなツールがあり、Goのソースコードから自動的にドキュメントを生成します。しかし、このコミットで追加される index.html は、Goのソースコードから直接生成されるドキュメントとは異なり、静的なHTMLファイルとして提供されます。
  • HTMLコメント <!--{ "Title": "/doc/articles/" }-->: この形式のコメントは、標準的なHTMLコメントですが、その内容がJSON形式である点が特徴です。これは、Goのドキュメントサイトが使用している特定のシステムやフレームワークが、このコメントをメタデータとして解析し、ページのタイトルやナビゲーションなどの情報を動的に生成するために利用している可能性が高いです。godoc のようなGoの組み込みドキュメンテーションツールがGoのソースファイル内のコメントを解釈するのとは異なり、このHTMLコメントはウェブシステム固有のメタデータとして機能します。

技術的詳細

追加された doc/articles/index.html ファイルは非常にシンプルですが、その構造と内容はGoのドキュメントサイトのアーキテクチャを理解する上で重要です。

  1. HTMLコメントによるメタデータ:

    <!--{
    	"Title": "/doc/articles/"
    }-->
    

    このコメントは、このHTMLファイルが単なる静的コンテンツではなく、何らかのバックエンドシステムによって処理されることを示唆しています。"Title": "/doc/articles/" は、このページのタイトルとして /doc/articles/ を設定するためのメタデータとして機能します。これは、サイトのナビゲーションやブラウザのタブ表示などに利用される可能性があります。このようなJSON形式のコメントは、Goのドキュメントサイトがカスタムのコンテンツ管理システムや静的サイトジェネレータを使用していることを示唆しています。

  2. 段落とリンク:

    <p>
    See the <a href="/doc/#articles">Documents page</a> for a complete list of Go articles.
    </p>
    

    この部分は、ユーザーに対する直接的なメッセージとナビゲーションを提供します。

    • <p> タグは、標準的なHTMLの段落要素です。
    • See the ... for a complete list of Go articles. というテキストは、このページがGoに関する記事の完全なリストではないことを示し、ユーザーを別の場所へ誘導しています。
    • <a href="/doc/#articles">Documents page</a> は、ハイパーリンクです。
      • href="/doc/#articles" は、リンク先がGoの公式ドキュメントのトップページ (/doc/) 内の「articles」というIDを持つセクションであることを示しています。これにより、ユーザーはGoに関するすべての記事がリストされている主要なドキュメントページに直接移動できます。
      • Documents page は、リンクの表示テキストです。

このファイルは、Goのドキュメントサイトにおける記事コンテンツのハブとして機能し、ユーザーがGoに関する豊富な情報を効率的に探索できるように設計されています。

コアとなるコードの変更箇所

diff --git a/doc/articles/index.html b/doc/articles/index.html
new file mode 100644
index 0000000000..5f70734ecd
--- /dev/null
+++ b/doc/articles/index.html
@@ -0,0 +1,7 @@
+<!--{
+\t"Title": "/doc/articles/"
+}-->
+\n+<p>\n+See the <a href="/doc/#articles">Documents page</a> for a complete list of Go articles.\n+</p>\n

この差分は、doc/articles/index.html という新しいファイルが作成されたことを示しています。

  • new file mode 100644: 新しいファイルが作成され、そのパーミッションが 100644 であることを示します。これは、通常のテキストファイルであり、読み取り権限が所有者、グループ、その他のユーザーに与えられていることを意味します。
  • index 0000000000..5f70734ecd: ファイルが新規作成されたため、以前のインデックスは 0000000000 であり、新しいファイルのインデックスが 5f70734ecd であることを示します。
  • --- /dev/null: 変更前のファイルが存在しないことを示します。
  • +++ b/doc/articles/index.html: 変更後のファイルが doc/articles/index.html であることを示します。
  • @@ -0,0 +1,7 @@: これは、差分のチャンクヘッダーです。変更前のファイル(/dev/null)の0行目から0行が、変更後のファイル(doc/articles/index.html)の1行目から7行に置き換えられたことを意味します。
  • + で始まる行は、追加された行を示します。

コアとなるコードの解説

追加された7行のコードは以下の通りです。

  1. +<!--{: HTMLコメントの開始タグと、JSON形式のメタデータの開始。
  2. +\t"Title": "/doc/articles/": JSON形式のメタデータで、このページのタイトルが /doc/articles/ であることを定義しています。\t はタブ文字を表します。
  3. +}-->: JSON形式のメタデータの終了と、HTMLコメントの終了タグ。
  4. +\n+<p>: 空行と、HTMLの段落 (<p>) タグの開始。\n は改行文字を表します。
  5. +See the <a href="/doc/#articles">Documents page</a> for a complete list of Go articles.: ユーザーへのメッセージと、Goに関する記事の完全なリストが掲載されている「Documents page」へのリンク。
  6. +</p>: HTMLの段落 (<p>) タグの終了。

これらの行は、Goのドキュメントサイトにおける記事のインデックスページを構成しています。特に、HTMLコメント内のJSONは、サイトのレンダリングシステムがこのページのタイトルを動的に設定するために使用されるカスタムメタデータである可能性が高いです。これにより、サイト全体のナビゲーションやSEOに貢献することができます。また、ページの内容は非常にシンプルで、ユーザーをGoに関する記事の主要なリストがある /doc/#articles へと誘導することに特化しています。

関連リンク

参考にした情報源リンク