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[インデックス 13490] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式ドキュメントサイトの「Talks」セクションに、2つの新しいI/O関連の講演情報を追加するものです。具体的には、「Go Concurrency Patterns」と「Meet the Go team」という2つのYouTube動画へのリンクと、それぞれの講演の簡単な説明がdoc/docs.htmlファイルに追加されています。

コミット

  • コミットハッシュ: 4087c1b842774310467871470797ef81653f0125
  • 作者: Andrew Gerrand adg@golang.org
  • コミット日時: Sun Jul 22 16:35:53 2012 -0700

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/4087c1b842774310467871470797ef81653f0125

元コミット内容

doc: add two I/O talks to "Talks" section

R=golang-dev, bradfitz
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/6422056

変更の背景

このコミットの背景は、Go言語の公式ドキュメントサイトにおいて、Goコミュニティにとって有益な講演やプレゼンテーションへのアクセスを容易にすることにあります。特に、Goの並行処理モデルや開発チームに関する重要な情報を含む講演が公開されたため、それらを公式ドキュメントの「Talks」セクションに追加することで、ユーザーがこれらのリソースを発見しやすくなるように意図されています。これにより、Go言語の学習者や開発者が、並行処理の概念やGoチームの洞察を深めるための追加資料にアクセスできるようになります。

前提知識の解説

  • Go言語のドキュメント構造: Go言語の公式ドキュメントは、通常、doc/ディレクトリ配下にHTMLファイルとして管理されています。doc/docs.htmlは、Goに関する様々なドキュメントやリソースへのリンクを集約している可能性が高いです。
  • I/O (Input/Output): 一般的に、I/Oはコンピュータと外部デバイス(ディスク、ネットワークなど)間のデータ転送を指します。Go言語は、効率的なI/O処理と並行処理に強みを持つため、I/Oに関する講演はGo開発者にとって非常に重要です。
  • Goの並行処理 (Concurrency): Go言語の最も特徴的な機能の一つが、軽量なスレッドである「ゴルーチン (goroutine)」と、それらの間で安全にデータをやり取りするための「チャネル (channel)」を用いた並行処理モデルです。このモデルは、複雑な並行処理の問題をシンプルかつ効率的に解決することを可能にします。
    • ゴルーチン (Goroutine): Goランタイムによって管理される軽量な実行スレッドです。数千、数万のゴルーチンを同時に実行してもオーバーヘッドが少ないため、高い並行性を実現できます。
    • チャネル (Channel): ゴルーチン間で値を送受信するための通信メカニズムです。チャネルは、並行処理におけるデータの同期と通信を安全に行うための主要な手段であり、「共有メモリによる通信ではなく、通信による共有メモリ」というGoの並行処理哲学を体現しています。
  • YouTube: 世界最大の動画共有プラットフォーム。多くの技術講演やチュートリアルが公開されています。

技術的詳細

このコミットは、doc/docs.htmlというHTMLファイルに対して変更を加えています。変更内容は、既存のHTML構造の中に新しい<h3>タグと<p>タグのペアを追加することです。

  • <h3>タグ: 各講演のタイトルと、YouTube動画へのハイパーリンクを含みます。id属性が設定されており、ページ内リンクのターゲットとして機能する可能性があります。
  • <p>タグ: 各講演の簡単な説明文を含みます。

追加されたHTMLスニペットは、Go言語の並行処理の重要性とそのプリミティブ(ゴルーチンとチャネル)がどのように複雑な並行処理問題を解決するか、そしてGoチームの主要メンバーによるパネルディスカッションの内容を簡潔に説明しています。

この変更は、静的なHTMLファイルを直接編集することで行われており、特別なビルドプロセスやスクリプトを必要としません。単にHTMLコンテンツを更新し、Goドキュメントサイトにデプロイすることで、新しい講演情報が公開されます。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/docs.html
+++ b/doc/docs.html
@@ -139,6 +139,16 @@ before Go 1 and contain some examples that are no longer correct, but they are
 still of value.
 </p>

+<h3 id=\"go_concurrency_patterns\"><a href=\"http://www.youtube.com/watch?v=f6kdp27TYZs\">Go Concurrency Patterns</a></h3>
+<p>
+Concurrency is the key to designing high performance network services. Go\'s concurrency primitives (goroutines and channels) provide a simple and efficient means of expressing concurrent execution. In this talk we see how tricky concurrency problems can be solved gracefully with simple Go code.
+</p>
+
+<h3 id=\"meet_the_go_team\"><a href=\"http://www.youtube.com/watch?v=sln-gJaURzk\">Meet the Go team</a></h3>
+<p>
+A panel discussion with David Symonds, Robert Griesemer, Rob Pike, Ken Thompson, Andrew Gerrand, and Brad Fitzpatrick.
+</p>
+
 <h3 id=\"writing_web_apps\"><a href=\"http://www.youtube.com/watch?v=-i0hat7pdpk\">Writing Web Apps in Go</a><font color=\"red\">*</font></h3>
 <p>
 A talk by Rob Pike and Andrew Gerrand presented at Google I/O 2011.

コアとなるコードの解説

上記の差分は、doc/docs.htmlファイルに以下の2つのセクションが追加されたことを示しています。

  1. Go Concurrency Patterns:

    • <h3>タグで「Go Concurrency Patterns」というタイトルが追加され、YouTube動画へのリンク(http://www.youtube.com/watch?v=f6kdp27TYZs)が設定されています。
    • その直後の<p>タグには、この講演の内容が説明されています。「並行処理は高性能なネットワークサービスを設計する上で鍵となる。Goの並行処理プリミティブ(ゴルーチンとチャネル)は、並行実行を表現するためのシンプルかつ効率的な手段を提供する。この講演では、Goのシンプルなコードで、いかに複雑な並行処理の問題を優雅に解決できるかを見る。」という内容です。
  2. Meet the Go team:

    • <h3>タグで「Meet the Go team」というタイトルが追加され、YouTube動画へのリンク(http://www.youtube.com/watch?v=sln-gJaURzk)が設定されています。
    • その直後の<p>タグには、この講演が「David Symonds, Robert Griesemer, Rob Pike, Ken Thompson, Andrew Gerrand, and Brad Fitzpatrickによるパネルディスカッション」であることが説明されています。これらはGo言語の設計者や主要な貢献者たちです。

これらの追加は、既存の「Writing Web Apps in Go」のセクションの直前に行われています。これにより、Goの公式ドキュメントサイトの「Talks」セクションが更新され、Goの並行処理に関する重要な情報源と、Goチームの洞察に触れる機会が提供されます。

関連リンク

参考にした情報源リンク

  • Go言語公式ドキュメント (一般的なGoのドキュメント構造と並行処理の概念について)
  • YouTube (上記講演動画のホスティングプラットフォーム)
  • Go言語の並行処理に関する一般的な知識 (ゴルーチンとチャネルの概念について)
  • GitHub (コミット情報の確認)
  • Google検索 (各講演の背景情報や内容の確認)