Keyboard shortcuts

Press or to navigate between chapters

Press S or / to search in the book

Press ? to show this help

Press Esc to hide this help

[インデックス 16470] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式ドキュメントの一部である doc/install.html ファイルに対する変更です。具体的には、Linux環境におけるGoのインストール手順で示されているtarballのバージョンを、Go 1.0.3からGo 1.1に更新しています。これは、Go 1.1のリリースに伴うドキュメントのメンテナンス作業の一環です。

コミット

commit ec1769ba7b864c1523093958d7b107137ca1bf0a
Author: Dave Cheney <dave@cheney.net>
Date:   Mon Jun 3 11:47:42 2013 +1000

    doc: update linux tarball version for Go 1.1
    
    R=adg
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/9819044

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/ec1769ba7b864c1523093958d7b107137ca1bf0a

元コミット内容

Go 1.1のリリースに伴い、Go言語のインストール手順を説明するドキュメント doc/install.html 内のLinux向けtarballのファイル名を go1.0.3.linux-amd64.tar.gz から go1.1.linux-amd64.tar.gz へと更新しました。

変更の背景

このコミットは、Go言語のバージョン1.1がリリースされたことに伴う、ドキュメントの更新です。Go言語は活発に開発されており、定期的に新しいバージョンがリリースされます。新しいバージョンがリリースされると、それに合わせて公式ドキュメントも最新の情報に保つ必要があります。

Go 1.1は、Go言語にとって非常に重要なマイルストーンとなるリリースでした。このバージョンでは、パフォーマンスの向上、標準ライブラリの拡張、ガベージコレクタの改善など、多くの重要な変更が導入されました。ユーザーが最新のGoバージョンを正しくインストールできるよう、インストールガイドのサンプルコマンドも最新のtarball名に更新する必要がありました。

この変更は、ユーザーがGo 1.1をインストールする際に、古いバージョンのファイル名を参考に誤ったファイルをダウンロードしてしまうことを防ぐための、ごく基本的ながらも重要なメンテナンス作業です。

前提知識の解説

  • Go言語 (Golang): Googleによって開発されたオープンソースのプログラミング言語です。シンプルさ、効率性、並行処理のサポートを特徴とし、Webサービス、ネットワークプログラミング、CLIツールなどで広く利用されています。
  • tarball (.tar.gz): 複数のファイルを一つのアーカイブにまとめるためのtarコマンドと、それを圧縮するためのgzipコマンドを組み合わせたファイル形式です。主にUnix/Linux環境でソフトウェアの配布によく用いられます。Go言語のバイナリ配布もこの形式で行われます。
  • tar -C /usr/local -xzf go1.1.linux-amd64.tar.gz: これはLinux/UnixシステムでGo言語のtarballを展開するための典型的なコマンドです。
    • tar: アーカイブファイルを操作するコマンド。
    • -C /usr/local: 指定されたディレクトリ (/usr/local) に移動してからアーカイブを展開します。/usr/local は、システムにインストールされるソフトウェアの大部分が配置される標準的なディレクトリです。
    • -x: アーカイブからファイルを展開(抽出)します。
    • -z: gzipで圧縮されたアーカイブを扱います。
    • -f go1.1.linux-amd64.tar.gz: 操作対象のアーカイブファイル名を指定します。
  • doc/install.html: Go言語の公式ドキュメントの一部で、Go言語のインストール方法について説明しているHTMLファイルです。通常、Goのソースリポジトリのdocディレクトリ以下に配置されています。
  • Go 1.1: 2013年5月にリリースされたGo言語のメジャーバージョンです。このリリースでは、ランタイムのパフォーマンス改善、新しい標準ライブラリパッケージの追加、ツールチェインの強化など、多くの重要な変更が含まれていました。特に、ガベージコレクタのレイテンシ改善や、syncパッケージの強化などが注目されました。

技術的詳細

このコミットは、Go言語の公式ドキュメントの一部であるdoc/install.htmlファイル内の、Goバイナリ配布物のファイル名を更新するものです。技術的な複雑さはなく、単なる文字列の置換です。

Go言語のインストール手順では、ユーザーがGoの公式サイトからダウンロードしたtarballを特定のディレクトリ(通常は/usr/local)に展開するよう指示しています。この指示には、具体的なtarballのファイル名が例として含まれています。Go 1.1のリリースにより、このファイル名がgo1.0.3.linux-amd64.tar.gzからgo1.1.linux-amd64.tar.gzに変更されたため、ドキュメントもそれに合わせて更新されました。

この変更は、ドキュメントの正確性を保ち、ユーザーが最新バージョンのGoをスムーズにインストールできるようにするために不可欠です。もしこの更新が行われなければ、ユーザーはドキュメントに記載された古いファイル名を探してしまい、混乱を招く可能性がありました。

コアとなるコードの変更箇所

diff --git a/doc/install.html b/doc/install.html
index b667819429..eff2b30fff 100644
--- a/doc/install.html
+++ b/doc/install.html
@@ -108,7 +108,7 @@ For example:
 </p>
 
 <pre>
-tar -C /usr/local -xzf go1.0.3.linux-amd64.tar.gz
+tar -C /usr/local -xzf go1.1.linux-amd64.tar.gz
 </pre>
 
 <p>

コアとなるコードの解説

変更はdoc/install.htmlファイルの1箇所のみです。

  • - tar -C /usr/local -xzf go1.0.3.linux-amd64.tar.gz: 削除された行。これはGo 1.0.3のtarball名を含む古いインストールコマンドの例です。
  • + tar -C /usr/local -xzf go1.1.linux-amd64.tar.gz: 追加された行。これはGo 1.1のtarball名を含む新しいインストールコマンドの例です。

この変更により、ドキュメントを参照するユーザーは、Go 1.1の正しいtarball名を認識し、適切なファイルをダウンロードしてインストールできるようになります。これは、Go言語のバージョンアップに伴う、ごく一般的なドキュメントのメンテナンス作業です。

関連リンク

  • Go 1.1 Release Notes: Go 1.1で導入された変更点の詳細については、公式のリリースノートを参照してください。

参考にした情報源リンク