[インデックス 16471] ファイルの概要
コミット
commit ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date: Mon Jun 3 11:52:36 2013 +1000
doc: add Go 1.1 to release.html
Fixes #5468.
R=golang-dev, r
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/9853051
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
元コミット内容
このコミットは、Go言語の公式ドキュメントの一部である doc/devel/release.html
ファイルに、Go 1.1 リリースに関する情報を追加するものです。具体的には、Go 1.1 のリリース日と、Go 1.1 のリリースノートへのリンクが追加されています。
変更の背景
Go言語は定期的に新しいバージョンをリリースしており、それぞれのリリースには新機能、改善、バグ修正が含まれています。ユーザーや開発者がこれらの変更点を把握し、適切なバージョンのGoを使用できるように、公式ドキュメントには各リリースの情報がまとめられています。
このコミットが行われた2013年6月3日当時、Go 1.1は既に2013年5月13日にリリースされていました。そのため、doc/devel/release.html
にGo 1.1に関する情報を追加し、ユーザーが最新のリリース情報を参照できるようにすることが目的でした。これは、Go言語のドキュメントの正確性と最新性を保つための通常のメンテナンス作業の一環です。
関連するIssue #5468
は、「doc: add Go 1.1 to release.html」というタイトルであり、このコミットがそのIssueを解決したことを示しています。
前提知識の解説
Go言語のリリースサイクル
Go言語は、通常6ヶ月ごとにメジャーリリースを行います。各メジャーリリースには、言語仕様の変更、標準ライブラリの改善、ツールチェインの強化、ランタイムのパフォーマンス向上などが含まれます。これらのリリースは、Goコミュニティにとって重要なイベントであり、開発者は新しい機能や改善を活用するために、自身のプロジェクトを新しいバージョンに移行することを検討します。
release.html
ファイルの役割
doc/devel/release.html
は、Go言語の過去の主要なリリースに関する情報がまとめられているHTMLファイルです。このファイルは、Goの公式ウェブサイトの一部として公開されており、ユーザーはここから各バージョンのリリースノートや関連ドキュメントにアクセスできます。このファイルは、Goのバージョン履歴と、各バージョンで導入された主要な変更点を概観するために利用されます。
Go 1.1 リリース
Go 1.1は、Go言語にとって非常に重要なマイルストーンとなるリリースでした。Go 1.0が言語の安定版としてリリースされた後、Go 1.1はパフォーマンスの向上、標準ライブラリの拡充、ツールチェインの改善など、多岐にわたる機能強化が図られました。特に、ガベージコレクションの改善や、コンパイラの最適化により、Goプログラムの実行速度が大幅に向上しました。また、go tool cover
や go tool vet
といった新しい開発ツールも導入され、開発者の生産性向上に貢献しました。
技術的詳細
このコミットは、HTMLファイル doc/devel/release.html
の内容を更新するものです。HTMLの構造としては、既存のリリース情報(例: Go 1.0)と同様に、新しい <h2>
タグでセクションを区切り、その中にリリース日とリリースノートへのリンクを含む <p>
タグを追加しています。
具体的には、以下のHTMLスニペットが追加されています。
<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
<p>
Go 1.1 is a major release of Go.
Read the <a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a> for
more information.
</p>
<h2 id="go1.1">
: Go 1.1 リリースのセクション見出しを定義しています。id="go1.1"
は、ページ内リンクのターゲットとして使用されます。(released 2013/05/13)
: Go 1.1 のリリース日を明記しています。<p>
: 段落タグで、Go 1.1 がメジャーリリースであることと、リリースノートへのリンクを提供しています。<a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a>
: Go 1.1 の詳細なリリースノートへのハイパーリンクです。このリンクをクリックすることで、ユーザーはgo1.1.html
という別のドキュメントに遷移し、Go 1.1 の変更点の詳細を確認できます。
この変更は、ウェブサイトの静的なコンテンツを更新するものであり、Go言語のコンパイラやランタイムの動作に直接的な影響を与えるものではありません。しかし、ドキュメントの正確性と最新性を保つ上で非常に重要な作業です。
コアとなるコードの変更箇所
--- a/doc/devel/release.html
+++ b/doc/devel/release.html
@@ -13,6 +13,14 @@ hg pull
hg update <i>tag</i>
</pre>
+<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
+<p>
+Go 1.1 is a major release of Go.
+Read the <a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a> for
+more information.
+</p>
+
<h2 id="go1">go1 (released 2012/03/28)</h2>
<p>
コアとなるコードの解説
このdiffは、doc/devel/release.html
ファイルの13行目以降に8行の追加が行われたことを示しています。
具体的には、既存のGo 1.0リリースのセクション (<h2 id="go1">
) の直前に、Go 1.1リリースの新しいセクションが挿入されています。
+<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
: Go 1.1 の見出しを追加。リリース日も併記されています。+<p>
から+</p>
まで: Go 1.1 がメジャーリリースであることと、Go 1.1 のリリースノート (/doc/go1.1.html
) へのリンクを含む段落を追加。
この変更により、release.html
を閲覧するユーザーは、Go 1.0 の情報に加えて、Go 1.1 のリリース情報と、その詳細なリリースノートへのリンクを簡単に見つけられるようになりました。これは、ドキュメントのナビゲーションと情報アクセシビリティを向上させるための、シンプルかつ効果的な変更です。
関連リンク
- Go 1.1 Release Notes: https://go.dev/doc/go1.1 (コミット当時のリンクは
/doc/go1.1.html
であったが、現在の公式ドキュメントのURLはgo.dev/doc/go1.1
にリダイレクトされる) - Go Releases: https://go.dev/doc/devel/release (このコミットで変更された
release.html
の現在のURL)
参考にした情報源リンク
- Go 1.1 Release Notes (Official Documentation): https://go.dev/doc/go1.1
- Go Releases (Official Documentation): https://go.dev/doc/devel/release
- GitHub: golang/go commit ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155: https://github.com/golang/go/commit/ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
- Go Issue 5468: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/issue/5468
- Go CL 9853051: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/cl/9853051
[インデックス 16471] ファイルの概要
コミット
commit ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date: Mon Jun 3 11:52:36 2013 +1000
doc: add Go 1.1 to release.html
Fixes #5468.
R=golang-dev, r
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/9853051
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
元コミット内容
このコミットは、Go言語の公式ドキュメントの一部である doc/devel/release.html
ファイルに、Go 1.1 リリースに関する情報を追加するものです。具体的には、Go 1.1 のリリース日と、Go 1.1 のリリースノートへのリンクが追加されています。
変更の背景
Go言語は継続的に開発されており、定期的に新しいバージョンがリリースされます。これらのリリースには、言語の機能強化、パフォーマンスの改善、バグ修正などが含まれます。ユーザーや開発者が最新のGo言語の状況を把握し、適切なバージョンを選択できるように、公式ドキュメントは常に最新の状態に保たれる必要があります。
このコミットは、Go 1.1 が2013年5月13日にリリースされたことを受け、その情報を公式のリリース履歴ページ doc/devel/release.html
に追加するために行われました。これにより、Go 1.1 の存在と、その詳細なリリースノートへのアクセスが容易になり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。コミットメッセージにある Fixes #5468
は、この変更がIssue 5468(「doc: add Go 1.1 to release.html」)を解決したことを示しており、ドキュメントの更新が計画的な作業であったことを裏付けています。
前提知識の解説
Go言語のリリースモデル
Go言語は、安定性と後方互換性を重視したリリースモデルを採用しています。Go 1.0がリリースされて以来、「Go 1 Compatibility Promise」が掲げられ、Go 1.xの範囲内では既存のGoプログラムが新しいバージョンでも動作し続けることが保証されています。通常、Goは半年ごとにメジャーリリース(例: Go 1.1, Go 1.2など)を行い、その間に必要に応じてパッチリリース(例: Go 1.1.1)を提供します。各メジャーリリースでは、言語仕様の微調整、標準ライブラリの拡張、ツールチェインの改善、ランタイムの最適化などが行われます。
doc/devel/release.html
の役割
doc/devel/release.html
は、Go言語の公式ウェブサイト go.dev
の一部として公開されているHTMLドキュメントです。このファイルは、Go言語のこれまでの主要なリリースに関する概要情報と、それぞれのリリースノートへのリンクを提供しています。開発者やユーザーは、このページを参照することで、Go言語のバージョン履歴を辿り、各バージョンでどのような変更や新機能が導入されたかを概観することができます。これは、Goの進化を理解し、特定のバージョンの詳細情報を得るための重要な入り口となります。
Go 1.1 の重要性
Go 1.1は、Go 1.0のリリースに続く最初のメジャーアップデートであり、Go言語の成熟度を高める上で非常に重要なリリースでした。このバージョンでは、主に以下の点が強化されました。
- パフォーマンスの向上: コンパイラ、リンカ、ガベージコレクタ、ゴルーチンスケジューラ、マップの実装、標準ライブラリなど、Goプログラムの実行速度に影響する多くのコンポーネントで大幅な最適化が行われました。これにより、Goアプリケーションの全体的なパフォーマンスが向上しました。
- 言語の微調整: 後方互換性を維持しつつ、言語仕様にいくつかの小さな変更が加えられました。例えば、より簡潔で正確なプログラムのための戻り値の要件の変更や、メソッド値の導入などがあります。
- 並行処理の安全性強化: 競合状態(race condition)を検出するためのレース検出器が導入され、並行プログラミングにおけるメモリ同期エラーの特定とデバッグが容易になりました。
- ツールチェインの改善:
go
コマンドが、パッケージが見つからない場合に詳細なエラーメッセージを提供するようになりました。また、go get
コマンドの動作も改善され、$GOPATH
の設定がより厳密になりました。 - 標準ライブラリの拡張:
bytes
パッケージにTrimPrefix
やTrimSuffix
関数が追加されたり、Buffer
型にGrow
メソッドが追加されるなど、多くの小さな追加と変更が行われました。 - プラットフォームサポートの拡大:
freebsd/arm
,netbsd/386
,netbsd/amd64
,netbsd/arm
,openbsd/386
,openbsd/amd64
など、いくつかの新しいプラットフォームに対する実験的なサポートが追加されました。また、linux/arm
に対する実験的なcgo
サポートも追加されました。
Go 1.1は、Go 1互換性保証を維持しつつ、Go言語の性能と開発体験を大きく向上させたリリースとして位置づけられています。
技術的詳細
このコミットは、HTMLファイル doc/devel/release.html
に新しいHTMLスニペットを挿入することで、Go 1.1 のリリース情報を追加しています。変更は非常にシンプルで、既存のHTML構造に新しいセクションを追加する形で行われています。
追加されたHTMLコードは以下の通りです。
<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
<p>
Go 1.1 is a major release of Go.
Read the <a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a> for
more information.
</p>
各要素の技術的な意味合いは以下の通りです。
-
<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
:<h2>
タグは、HTMLドキュメントにおけるセクションの見出しを表します。ここでは、Go 1.1 リリースに関するセクションの開始を示しています。id="go1.1"
属性は、この見出しに一意の識別子を与えています。これにより、他のページや同じページ内の目次などから、このセクションへ直接リンク(アンカーリンク)を張ることが可能になります。(released 2013/05/13)
は、Go 1.1 の正式なリリース日を明記しており、ユーザーがリリースのタイムラインを把握するのに役立ちます。
-
<p>
タグ内のテキストとリンク:<p>
タグは、一般的な段落を表します。ここでは、Go 1.1 が「major release」(主要なリリース)であるという重要な情報を提供しています。<a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a>
は、Go 1.1 の詳細なリリースノートへのハイパーリンクです。href="/doc/go1.1.html"
は、相対パスでリンク先を指定しています。これは、Goの公式ウェブサイトのドキュメント構造内で、go1.1.html
というファイルがリリースノートのコンテンツを保持していることを示しています。ユーザーがこのリンクをクリックすると、Go 1.1 の新機能、変更点、バグ修正などに関する詳細な情報が記載されたページに遷移します。Go 1.1 Release Notes
は、リンクのアンカーテキストであり、ユーザーにリンクの目的を明確に伝えます。
この変更は、ウェブサイトの静的なコンテンツを更新するものであり、Go言語のコンパイラやランタイムの動作に直接的な影響を与えるものではありません。しかし、ドキュメントの正確性と最新性を保つ上で非常に重要な作業です。
コアとなるコードの変更箇所
--- a/doc/devel/release.html
+++ b/doc/devel/release.html
@@ -13,6 +13,14 @@ hg pull
hg update <i>tag</i>
</pre>
+<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
+<p>
+Go 1.1 is a major release of Go.
+Read the <a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a> for
+more information.
+</p>
+
<h2 id="go1">go1 (released 2012/03/28)</h2>
<p>
コアとなるコードの解説
上記のdiffは、doc/devel/release.html
ファイルに対する変更を示しています。
@@ -13,6 +13,14 @@
の行は、変更が元のファイルの13行目から6行の範囲(+
の前)にあり、変更後のファイルでは13行目から14行の範囲(+
の後)になることを示しています。これは、元のファイルに8行が追加されたことを意味します。
具体的には、既存のGo 1.0リリースのセクション (<h2 id="go1">go1 (released 2012/03/28)</h2>
で始まる部分) の直前に、Go 1.1リリースの新しいセクションが挿入されています。
+<h2 id="go1.1">go1.1 (released 2013/05/13)</h2>
:- この行は、Go 1.1 リリースに関する新しいセクションの見出しを追加しています。
id="go1.1"
は、このセクションへの直接リンクを可能にするためのHTMLアンカーです。リリース日2013/05/13
も明記されています。
- この行は、Go 1.1 リリースに関する新しいセクションの見出しを追加しています。
+<p>
から+</p>
まで:- これらの行は、Go 1.1 が主要なリリースであることと、Go 1.1 のリリースノートへのリンクを含む段落を追加しています。
<a href="/doc/go1.1.html">Go 1.1 Release Notes</a>
は、Go 1.1 の詳細な変更点や新機能が記載されたドキュメントへのハイパーリンクです。
この変更により、release.html
を閲覧するユーザーは、Go 1.0 の情報に加えて、Go 1.1 のリリース情報と、その詳細なリリースノートへのリンクを簡単に見つけられるようになりました。これは、ドキュメントのナビゲーションと情報アクセシビリティを向上させるための、シンプルかつ効果的な変更です。
関連リンク
- Go 1.1 Release Notes (現在の公式ドキュメント): https://go.dev/doc/go1.1
- Go Releases (現在の公式ドキュメント、このコミットで変更されたファイル): https://go.dev/doc/devel/release
- Go Issue 5468: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/issue/5468
- Go CL 9853051: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/cl/9853051
参考にした情報源リンク
- Go 1.1 Release Notes (Official Documentation): https://go.dev/doc/go1.1
- Go Releases (Official Documentation): https://go.dev/doc/devel/release
- GitHub: golang/go commit ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155: https://github.com/golang/go/commit/ae43ea432dae096add3bb02271fb143733ccd155
- Go Issue 5468: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/issue/5468
- Go CL 9853051: doc: add Go 1.1 to release.html: https://go.dev/cl/9853051
- Google Web Search (for "Go 1.1 release notes"): https://www.google.com/search?q=Go+1.1+release+notes