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[インデックス 17743] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式仕様書である doc/go_spec.html 内のコメントにおける小さなタイポを修正するものです。具体的には、スライス操作の例を示すコメント内の「same a[2 : len(a)]」という記述が「same as a[2 : len(a)]」に修正されています。また、仕様書のバージョン日付も更新されています。

コミット

  • コミットハッシュ: 58d18e25af3d3cbc3bc7cb23c42d81d782910e34
  • 作者: Robert Hencke robert.hencke@gmail.com
  • コミット日時: 2013年10月3日 木曜日 12:46:02 -0700
  • コミットメッセージ:
    spec: fix small typo in comment for example
    
    R=golang-dev, mirtchovski, r
    CC=golang-dev
    https://golang.org/cl/14227043
    

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/58d18e25af3d3cbc3bc7cb23c42d81d782910e34

元コミット内容

spec: fix small typo in comment for example

R=golang-dev, mirtchovski, r
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/14227043

変更の背景

この変更は、Go言語の公式仕様書 doc/go_spec.html 内の誤字を修正することを目的としています。技術的な機能追加やバグ修正ではなく、ドキュメントの正確性と可読性を向上させるための、ごく軽微な修正です。Go言語の仕様書は、言語の挙動を正確に定義する非常に重要なドキュメントであり、その内容の正確性は極めて重要です。たとえ小さなタイポであっても、読者の誤解を招く可能性を排除するために修正が行われました。

前提知識の解説

Go言語仕様 (The Go Programming Language Specification)

Go言語仕様は、Go言語の構文、セマンティクス、および標準ライブラリの動作を正式に定義する文書です。これはGo言語の「憲法」のようなものであり、コンパイラやツールの実装者、そしてGoプログラマーが言語の正確な挙動を理解するための主要な参照元となります。このドキュメントはHTML形式で提供されており、ウェブブラウザで閲覧可能です。

Go言語におけるスライス (Slices in Go)

Go言語のスライスは、配列のセグメントを参照するデータ構造です。スライスは、基になる配列の一部を動的に操作するための強力なメカニズムを提供します。スライスは、[low : high] の形式で指定され、low から high-1 までの要素を含みます。

  • a[low : high]low から high-1 までの要素を含むスライス。
  • a[low :]low から基になる配列の末尾までの要素を含むスライス。これは a[low : len(a)] と同等です。
  • a[: high]:基になる配列の先頭から high-1 までの要素を含むスライス。これは a[0 : high] と同等です。
  • a[:]:基になる配列全体を参照するスライス。これは a[0 : len(a)] と同等です。

このコミットで修正されたタイポは、a[2:] の説明に関するコメント内に存在していました。

技術的詳細

このコミットは、doc/go_spec.html ファイルに対して2つの変更を加えています。

  1. 仕様書の日付更新: HTMLコメント内の仕様書バージョン日付が「Version of Sep 16, 2013」から「Version of Oct 3, 2013」に更新されています。これは、このコミットが2013年10月3日に行われたことを反映しており、ドキュメントのタイムスタンプを最新の状態に保つための一般的な慣行です。

  2. スライス例のコメント修正: スライス操作の例を示す <pre> タグ内のコメントが修正されました。

    • 変更前: a[2:] // same a[2 : len(a)]
    • 変更後: a[2:] // same as a[2 : len(a)] 「same」の後に「as」が追加され、「same as」というより自然な英語表現に修正されています。これは、ドキュメントの可読性と文法的な正確性を向上させるための、純粋なテキスト修正です。この変更は、Go言語の動作やコンパイラの挙動に影響を与えるものではなく、あくまでドキュメントの品質向上を目的としています。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/go_spec.html
+++ b/doc/go_spec.html
@@ -1,6 +1,6 @@
 <!--{
 	"Title": "The Go Programming Language Specification",
-\t"Subtitle": "Version of Sep 16, 2013",
+\t"Subtitle": "Version of Oct 3, 2013",
 	"Path": "/doc/spec"
 }-->
 
@@ -2671,7 +2671,7 @@ sliced operand:
 </p>
 
 <pre>
-a[2:]  // same a[2 : len(a)]
+a[2:]  // same as a[2 : len(a)]
 a[:3]  // same as a[0 : 3]
 a[:]   // same as a[0 : len(a)]
 </pre>

コアとなるコードの解説

上記のdiffが示すように、変更は doc/go_spec.html ファイルに限定されています。

  • @@ -1,6 +1,6 @@ のセクションでは、ファイルの冒頭にあるHTMLコメントブロック内の Subtitle フィールドが更新されています。これは、仕様書のバージョン日付がコミット日に合わせて更新されたことを示します。

  • @@ -2671,7 +2671,7 @@ のセクションでは、Go言語のスライス操作に関する説明の一部が変更されています。具体的には、a[2:] のスライスが a[2 : len(a)] と同等であることを示すコメントにおいて、「same」と「a[2 : len(a)]」の間に「as」が挿入されています。これにより、コメントがより自然な英語の表現「same as」となり、読者にとって理解しやすくなっています。

この変更は、Go言語の仕様そのものには影響を与えず、仕様書というドキュメントの品質を向上させるためのものです。

関連リンク

参考にした情報源リンク