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[インデックス 17879] ファイルの概要

このコミットは、Go言語のインストール手順に関するドキュメントファイル doc/install.html に関連するものです。このファイルは、Go言語を様々なオペレーティングシステムにインストールする際の要件や注意事項を記述しており、ユーザーがGo環境をセットアップする上で参照する重要なドキュメントです。

コミット

このコミットは、Go言語のドキュメントにおける表記の統一を目的としたものです。具体的には、Mac OS Xに関する記述で「and above」という表現が使用されていた箇所を、他のOSに関する記述と合わせて「or later」という表現に修正しています。これは、ドキュメント全体の整合性を高め、読者にとってより明確な情報提供を行うための軽微ながらも重要な改善です。

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/c72bce901eb0e6be6bc544ace561a1ce88209cb8

元コミット内容

doc: use the same wording for OS X as the other OSes

I used "and above" when I should have said "or later".

Sorry for the churn.

R=golang-dev, bradfitz
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/25670043

変更の背景

この変更の背景には、ドキュメントの一貫性と明確性の向上という目的があります。元の記述では、Mac OS Xのサポートバージョンを示す際に「Mac OS X 10.6 and above」という表現が使われていました。しかし、他のオペレーティングシステム(FreeBSD, Linux, NetBSD, Windowsなど)のサポートバージョンを示す際には「or later」という表現が用いられていました。

「and above」と「or later」は意味合いとしては非常に似ていますが、技術ドキュメントにおいては、特定のバージョンとその後の全てのバージョンを含むことを明確にするために「or later」がより一般的で推奨される表現です。この不一致は、読者にとって些細な混乱を招く可能性があり、またドキュメント全体の品質を低下させる要因となり得ます。

コミットメッセージにある「Sorry for the churn.」という一文は、このような軽微な変更がコミット履歴に頻繁に現れることに対する作者の配慮を示しています。しかし、ドキュメントの品質と一貫性を保つためには、このような細かな修正も重要であると判断されたため、この変更が実施されました。

前提知識の解説

  • doc/install.html: これはGo言語の公式ドキュメントの一部であり、Goを様々なプラットフォームにインストールするための詳細な手順とシステム要件が記載されています。ユーザーがGoを使い始める際の最初のステップとして参照されることが多いため、正確で分かりやすい情報が求められます。
  • ドキュメントの一貫性: 技術ドキュメントにおいて、用語や表現の一貫性は非常に重要です。一貫性がないと、読者は混乱し、情報の解釈に誤りが生じる可能性があります。特に、バージョン要件のような重要な情報においては、曖昧さを排除し、統一された表現を用いることが不可欠です。
  • 「and above」 vs 「or later」:
    • 「and above」: 直訳すると「〜以上」となります。例えば「10.6 and above」は「10.6とそれより上のバージョン」を意味します。
    • 「or later」: 直訳すると「〜以降」となります。例えば「10.6 or later」は「10.6またはそれ以降のバージョン」を意味します。
    • 両者は実質的に同じ範囲を指しますが、技術ドキュメントでは「or later」の方が、時間的な連続性や、指定されたバージョンを含むその後の全てのバージョンを指すというニュアンスがより明確に伝わりやすいとされています。特にソフトウェアのバージョンにおいては、この表現が標準的です。

技術的詳細

この変更は、HTMLドキュメント内のテキストコンテンツの修正であり、Go言語のランタイムやコンパイラの動作に直接的な影響を与えるものではありません。しかし、ドキュメントの品質向上という観点からは重要な修正です。

具体的には、doc/install.html ファイル内のMac OS Xに関する行で、バージョン要件を示す表現が変更されました。

  • 変更前: Mac OS X 10.6 and above
  • 変更後: Mac OS X 10.6 or later

この修正により、Goのインストール要件に関するドキュメント全体で、サポートされるOSのバージョンを示す際の表現が「or later」に統一されました。これにより、読者はどのOSにおいても一貫した表現でバージョン要件を理解できるようになり、誤解の余地が減少します。

このような細かな文言の修正は、ソフトウェア開発におけるドキュメンテーションのベストプラクティスの一例です。特にオープンソースプロジェクトでは、世界中の多様なバックグラウンドを持つユーザーがドキュメントを参照するため、明確で一貫性のある表現が極めて重要になります。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/install.html
+++ b/doc/install.html
@@ -51,7 +51,7 @@ proceeding. If your OS or architecture is not on the list, it's possible that
 <tr><td colspan="3"><hr></td></tr>
 <tr><td>FreeBSD 7 or later</td> <td>amd64, 386, arm</td> <td>Debian GNU/kFreeBSD not supported; FreeBSD/ARM needs FreeBSD 10 or later</td></tr>
 <tr><td>Linux 2.6.23 or later with glibc</td> <td>amd64, 386, arm</td> <td>CentOS/RHEL 5.x not supported; no binary distribution for ARM yet</td></tr>
-<tr><td>Mac OS X 10.6 and above</td> <td>amd64, 386</td> <td>use the gcc<sup>&#8224;</sup> that comes with Xcode<sup>&#8225;</sup></td></tr>
+<tr><td>Mac OS X 10.6 or later</td> <td>amd64, 386</td> <td>use the gcc<sup>&#8224;</sup> that comes with Xcode<sup>&#8225;</sup></td></tr>
 <tr><td>Windows 2000 or later</td> <td>amd64, 386</td> <td>use mingw gcc<sup>&#8224;</sup>; cygwin or msys is not needed</td></tr>
 <tr><td>NetBSD 6 or later</td> <td>amd64, 386</td> <td></td></tr>
 </table>

コアとなるコードの解説

上記のdiffは、doc/install.html ファイル内の1行が変更されたことを示しています。

変更された行は、HTMLのテーブル(<table>)内で、Mac OS Xのサポートバージョンを記述している部分です。

  • - で始まる行が変更前の内容です。 <tr><td>Mac OS X 10.6 and above</td> <td>amd64, 386</td> <td>use the gcc<sup>&#8224;</sup> that comes with Xcode<sup>&#8225;</sup></td></tr>
  • + で始まる行が変更後の内容です。 <tr><td>Mac OS X 10.6 or later</td> <td>amd64, 386</td> <td>use the gcc<sup>&#8224;</sup> that comes with Xcode<sup>&#8225;</sup></td></tr>

この変更により、「Mac OS X 10.6 and above」というテキストが「Mac OS X 10.6 or later」に置き換えられました。これにより、Mac OS Xのバージョン要件の記述が、FreeBSD、Linux、Windows、NetBSDなどの他のOSの記述(例: FreeBSD 7 or later)と統一され、ドキュメント全体の一貫性が保たれることになります。

この修正は、HTMLの構造やGo言語の機能に影響を与えるものではなく、純粋にドキュメントのテキストコンテンツの改善を目的としています。

関連リンク

参考にした情報源リンク

この解説は、提供されたコミット情報と一般的な技術ドキュメンテーションの原則に基づいて作成されました。特定の外部情報源へのリンクはありません。