[インデックス 17911] ファイルの概要
コミット
- コミットハッシュ:
bb55b9c6aec020a0aead564e44b79cae09a888bd
- 作者: Andrew Gerrand adg@golang.org
- コミット日時: 2013年12月5日 木曜日 09:28:24 +1100
- コミットメッセージ:
A+C: add Dmitri Shuralyov R=golang-dev, iant CC=golang-dev https://golang.org/cl/31900043
GitHub上でのコミットページへのリンク
https://github.com/golang/go/commit/bb55b9c6aec020a0aead564e44b79cae09a888bd
元コミット内容
A+C: add Dmitri Shuralyov
R=golang-dev, iant
CC=golang-dev
https://golang.org/cl/31900043
変更の背景
このコミットは、GoプロジェクトのAUTHORS
ファイルとCONTRIBUTORS
ファイルにDmitri Shuralyov
氏を追加するものです。オープンソースプロジェクトにおいて、これらのファイルはプロジェクトに貢献した人々を公式に認識し、記録するために存在します。
AUTHORS
ファイル: 通常、プロジェクトの主要な作者や、著作権を持つ個人または団体をリストアップします。CONTRIBUTORS
ファイル: プロジェクトに何らかの形で貢献したすべての個人をリストアップします。これには、コードの寄稿者だけでなく、ドキュメントの作成者、バグ報告者、テスター、コミュニティの貢献者なども含まれる場合があります。
Dmitri Shuralyov
氏がGoプロジェクトに対して何らかの貢献を行ったため、その貢献を公式に認め、記録するためにこの変更が加えられました。これは、オープンソースコミュニティにおける透明性と貢献者への感謝を示す一般的な慣行です。
前提知識の解説
AUTHORSファイルとCONTRIBUTORSファイル
多くのオープンソースプロジェクトでは、プロジェクトの著作権情報や貢献者情報を管理するために、AUTHORS
とCONTRIBUTORS
という名前のテキストファイルを使用します。
AUTHORS
: このファイルは、プロジェクトの著作権を保持する個人または団体を明示するために使用されます。法的な観点から重要であり、プロジェクトのライセンスと密接に関連しています。Goプロジェクトの場合、通常はGoogleが著作権を保持していますが、個々の貢献者も著作権の一部を持つ場合があります。CONTRIBUTORS
: このファイルは、プロジェクトに貢献したすべての個人をリストアップします。これは、コードのコミットだけでなく、バグ報告、ドキュメントの改善、テスト、デザイン、コミュニティサポートなど、様々な形の貢献を認識するためのものです。このリストは、プロジェクトの成功に寄与した人々への感謝と透明性を提供します。
これらのファイルは、プロジェクトの歴史とコミュニティの成長を反映する重要なドキュメントです。新しい貢献者が現れるたびに、これらのファイルが更新されるのが一般的です。
Goプロジェクトの貢献プロセス
Goプロジェクトへの貢献は、通常、Goのコードレビューシステム(Gerritベースのgolang.org/cl
)を通じて行われます。貢献者は変更を提案し、レビューア(R=
フィールドに記載される)がその変更をレビューし、承認します。CC=
フィールドは、追加で通知を受け取るべき人々を示します。このコミットメッセージにあるhttps://golang.org/cl/31900043
は、この変更が提案されたコードレビューのリンクを示しています。
技術的詳細
このコミット自体は、Go言語のランタイムやコンパイラ、標準ライブラリといったコアな技術要素に直接的な変更を加えるものではありません。これは、プロジェクトのメタデータ、具体的には貢献者リストを更新するものです。
技術的な観点から見ると、この変更は以下の点で重要です。
- プロジェクトの健全性: 貢献者リストを最新の状態に保つことは、プロジェクトの透明性と健全性を示す指標の一つです。新しい貢献者が追加されることは、プロジェクトが活発であり、新しい才能を引き付けていることを意味します。
- 著作権とライセンス:
AUTHORS
ファイルは、プロジェクトの著作権帰属を明確にする上で重要な役割を果たします。特にオープンソースプロジェクトでは、貢献者の著作権がどのように扱われるか(例えば、プロジェクトに寄贈されるのか、それとも個々の貢献者が保持するのか)は、ライセンスモデルによって異なります。Goプロジェクトの場合、通常はGoogleが著作権を保持しつつ、個々の貢献も認識されます。 - 自動化されたプロセス: 大規模なオープンソースプロジェクトでは、このような貢献者リストの更新は、CI/CDパイプラインの一部として自動化されている場合もあります。しかし、このコミットは手動で追加されたように見えます。
このコミットは、Goプロジェクトのガバナンスとコミュニティ管理の側面を反映しており、コードベースの進化とは異なるが、プロジェクトの持続可能性には不可欠な要素です。
コアとなるコードの変更箇所
このコミットでは、以下の2つのファイルが変更されています。
AUTHORS
CONTRIBUTORS
それぞれのファイルに対して、Dmitri Shuralyov <shurcooL@gmail.com>
という行が追加されています。
AUTHORS
ファイルへの変更
--- a/AUTHORS
+++ b/AUTHORS
@@ -102,6 +102,7 @@ David Titarenco <david.titarenco@gmail.com>
Dean Prichard <dean.prichard@gmail.com>
Devon H. O'Dell <devon.odell@gmail.com>
Dimitri Tcaciuc <dtcaciuc@gmail.com>
+Dmitri Shuralyov <shurcooL@gmail.com>
Dmitriy Shelenin <deemok@googlemail.com> <deemok@gmail.com>
Dmitry Chestnykh <dchest@gmail.com>
Dominik Honnef <dominik.honnef@gmail.com>
CONTRIBUTORS
ファイルへの変更
--- a/CONTRIBUTORS
+++ b/CONTRIBUTORS
@@ -163,6 +163,7 @@ David Titarenco <david.titarenco@gmail.com>
Dean Prichard <dean.prichard@gmail.com>
Devon H. O'Dell <devon.odell@gmail.com>
Dimitri Tcaciuc <dtcaciuc@gmail.com>
+Dmitri Shuralyov <shurcooL@gmail.com>
Dmitriy Shelenin <deemok@googlemail.com> <deemok@gmail.com>
Dmitriy Vyukov <dvyukov@google.com>
Dmitry Chestnykh <dchest@gmail.com>
コアとなるコードの解説
変更されたコードは、単にテキストファイルに行を追加するものです。
AUTHORS
ファイルでは、Dmitri Shuralyov <shurcooL@gmail.com>
が既存の作者リストにアルファベット順で追加されています。これは、彼がGoプロジェクトの著作権を持つ作者の一員として認識されたことを意味します。CONTRIBUTORS
ファイルでも同様に、Dmitri Shuralyov <shurcooL@gmail.com>
が貢献者リストに追加されています。これは、彼がGoプロジェクトに何らかの形で貢献したことを公式に記録するものです。
これらの変更は、Goプロジェクトのガバナンスと貢献者管理のプロセスの一部であり、新しい貢献者を歓迎し、その貢献を永続的に記録するための標準的な手順です。コードの機能的な振る舞いには影響を与えませんが、プロジェクトの透明性とコミュニティの健全性を維持するために不可欠な変更です。
関連リンク
- Goプロジェクトの貢献ガイドライン (一般的な情報源として):
- Goプロジェクトのコードレビューシステム (Gerrit):
参考にした情報源リンク
- GoプロジェクトのGitHubリポジトリ: https://github.com/golang/go
- コミット情報:
/home/orange/Project/comemo/commit_data/17911.txt
- 一般的なオープンソースプロジェクトにおける
AUTHORS
およびCONTRIBUTORS
ファイルの役割に関する知識。