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[インデックス 19571] ファイルの概要

このコミットは、Go言語の公式ドキュメンテーションの一部である doc/devel/release.html ファイルを更新し、Go 1.3のリリース情報を追加するものです。具体的には、Go 1.3がメジャーリリースであること、およびGo 1.3のリリースノートへのリンクを既存のリリース履歴に追記しています。

コミット

commit c70c20db67233a18f2905178085187ca1efd4c6b
Author: Andrew Gerrand <adg@golang.org>
Date:   Thu Jun 19 10:26:57 2014 +1000

    doc: document Go 1.3
    
    This is a clone of 101370043, which I accidentally applied to the
    release branch first.
    No big deal, it needed to be applied there anyway.
    
    LGTM=r
    R=r
    CC=golang-codereviews
    https://golang.org/cl/108090043

GitHub上でのコミットページへのリンク

https://github.com/golang/go/commit/c70c20db67233a18f2905178085187ca1efd4c6b

元コミット内容

doc: document Go 1.3

This is a clone of 101370043, which I accidentally applied to the
release branch first.
No big deal, it needed to be applied there anyway.

LGTM=r
R=r
CC=golang-codereviews
https://golang.org/cl/108090043

変更の背景

このコミットの主な背景は、Go 1.3のリリースに伴う公式ドキュメンテーションの更新です。Go言語は定期的に新しいバージョンをリリースしており、それぞれのメジャーリリースには詳細なリリースノートが作成されます。doc/devel/release.htmlは、Goの過去の主要なリリースとそのリリース日、そして対応するリリースノートへのリンクを一覧で提供する役割を担っています。

コミットメッセージには、「これは101370043のクローンであり、誤って最初にリリースブランチに適用してしまった」という記述があります。これは、開発ワークフローにおける一時的な混乱を示唆していますが、最終的にはこの変更がリリースブランチに適用されるべきものであったため、問題ないと判断されています。つまり、Go 1.3のリリースが完了したことを受け、ユーザーが過去のリリース情報を参照する際に、Go 1.3に関する情報が適切に表示されるようにするための、通常のドキュメンテーション更新プロセスの一環として行われた変更です。

前提知識の解説

Go言語のリリースサイクルとバージョン管理

Go言語は、セマンティックバージョニング(Semantic Versioning)に準拠したリリースサイクルを採用しています。これは、MAJOR.MINOR.PATCHという形式でバージョンを管理するものです。

  • MAJOR (メジャー): 後方互換性のないAPI変更が含まれる場合に増加します(例: Go 1からGo 2)。Go言語はGo 1以降、後方互換性を非常に重視しており、メジャーバージョンアップは稀です。
  • MINOR (マイナー): 後方互換性のある新機能の追加や改善が含まれる場合に増加します(例: Go 1.2からGo 1.3)。Goのリリースは通常、このマイナーバージョンアップが中心となります。
  • PATCH (パッチ): バグ修正やセキュリティアップデートなど、後方互換性を維持したままの小規模な変更が含まれる場合に増加します。

Goのリリースは通常、約6ヶ月ごとに行われるマイナーリリースが中心であり、それぞれのリリースには詳細なリリースノートが提供されます。これらのリリースノートは、新しい機能、パフォーマンスの改善、バグ修正、非推奨になった機能など、そのバージョンでの変更点を網羅的に説明します。

Goのドキュメンテーション構造

Goプロジェクトのソースコードリポジトリには、言語仕様、標準ライブラリのAPIドキュメント、チュートリアル、開発者向けガイドなど、広範なドキュメンテーションが含まれています。これらのドキュメントは、Goの公式ウェブサイト golang.org で公開されています。

doc/devel/release.html ファイルは、Goのリリースプロセスと過去のリリースに関する情報を提供するドキュメントの一部です。このファイルは、Goの各バージョンのリリース日と、そのバージョンに関する詳細なリリースノートへのリンクを一覧形式で提供することで、ユーザーが特定のバージョンの変更点を素早く確認できるように設計されています。

Go 1.3について

Go 1.3は、2014年6月18日にリリースされたGo言語のメジャーリリース(マイナーバージョンアップ)です。このリリースでは、以下のような重要な変更と改善が含まれていました(このコミット自体はリリースノートの内容を直接変更するものではありませんが、背景として重要です):

  • ガベージコレクタの改善: レイテンシの削減と効率の向上が図られました。
  • コンパイラの改善: コンパイル速度の向上と生成されるバイナリサイズの削減。
  • 標準ライブラリの拡張と改善: 多くのパッケージで新機能が追加され、既存の機能が改善されました。
  • ポインタの表現の変更: 内部的なポインタ表現が変更され、一部の低レベルなコードに影響を与える可能性がありました。

これらの変更は、Go言語のパフォーマンス、安定性、開発体験を向上させる上で重要なステップでした。

技術的詳細

このコミットは、doc/devel/release.htmlという単一のHTMLファイルに対して行われた変更です。このファイルは、Goのリリース履歴をHTML形式で記述しており、各リリースバージョンに対応する見出し(<h2>タグ)と、そのリリースに関する簡単な説明およびリリースノートへのリンク(<p>タグと<a>タグ)で構成されています。

変更内容は非常にシンプルで、既存のGo 1.2のセクションの上に、Go 1.3に関する新しいセクションを追加しています。

具体的には、以下のHTMLスニペットが追加されました。

<h2 id="go1.3">go1.3 (released 2014/06/18)</h2>

<p>
Go 1.3 is a major release of Go.
Read the <a href="/doc/go1.3">Go 1.3 Release Notes</a> for more information.
</p>
  • <h2 id="go1.3">go1.3 (released 2014/06/18)</h2>: これは、Go 1.3リリースに関する新しいセクションの見出しを定義しています。id="go1.3"は、ページ内リンクやスクリプトからの参照を可能にするためのアンカーです。リリース日である「2014/06/18」も明記されています。
  • <p>タグ内のテキスト: 「Go 1.3 is a major release of Go.」という記述は、Go 1.3がGo言語にとって重要なマイルストーンとなるメジャーリリースであることを強調しています。
  • <a href="/doc/go1.3">Go 1.3 Release Notes</a>: これは、Go 1.3の公式リリースノートへのハイパーリンクです。ユーザーがこのリンクをクリックすると、Go 1.3に関する詳細な情報が記載されたページ(golang.org/doc/go1.3)に遷移します。

この変更により、doc/devel/release.htmlを閲覧するユーザーは、Go 1.3がリリースされたこと、それがメジャーリリースであること、そして詳細なリリースノートがどこにあるかを一目で確認できるようになります。これは、Goのドキュメンテーションの完全性とユーザーフレンドリーさを維持するために不可欠な更新です。

コアとなるコードの変更箇所

--- a/doc/devel/release.html
+++ b/doc/devel/release.html
@@ -13,6 +13,13 @@ hg pull
 hg update <i>tag</i>
 </pre>
 
+<h2 id="go1.3">go1.3 (released 2014/06/18)</h2>
+
+<p>
+Go 1.3 is a major release of Go.
+Read the <a href="/doc/go1.3">Go 1.3 Release Notes</a> for more information.
+</p>
+
 <h2 id="go1.2">go1.2 (released 2013/12/01)</h2>
 
 <p>

コアとなるコードの解説

上記の差分は、doc/devel/release.htmlファイルに7行が追加されたことを示しています。

追加された行は以下の通りです。

  1. <h2 id="go1.3">go1.3 (released 2014/06/18)</h2>

    • これはHTMLのレベル2の見出しタグです。id="go1.3"という属性は、この見出しに一意の識別子を与え、他の場所からこのセクションへの直接リンク(アンカーリンク)を可能にします。
    • 見出しの内容は「go1.3 (released 2014/06/18)」であり、Go 1.3のバージョンとリリース日を明確に示しています。
  2. <p>

    • これはHTMLの段落タグの開始です。
  3. Go 1.3 is a major release of Go.

    • このテキストは、Go 1.3がGo言語にとって重要な「メジャーリリース」であることを簡潔に説明しています。
  4. Read the <a href="/doc/go1.3">Go 1.3 Release Notes</a> for more information.

    • この行は、Go 1.3のリリースノートへのハイパーリンクを提供します。
    • <a href="/doc/go1.3"> はアンカータグで、href属性に指定された /doc/go1.3 がリンク先URLです。これはGoの公式ドキュメンテーションサイトにおけるGo 1.3リリースノートのパスを指します。
    • リンクテキストは「Go 1.3 Release Notes」であり、ユーザーにリンクの内容を明確に伝えます。
    • 「for more information.」は、さらに詳細な情報がリリースノートにあることを示唆しています。
  5. </p>

    • これはHTMLの段落タグの終了です。

これらの変更は、既存のGo 1.2のセクションの直前に挿入されています。これにより、release.htmlのリリース履歴が時系列順に保たれ、最新のリリース情報が適切に追加されることになります。このHTMLの追加は、Goのドキュメンテーションが常に最新の状態に保たれるようにするための、定期的なメンテナンス作業の一環です。

関連リンク

参考にした情報源リンク