KDOC 21: 仕事のように集中する

余暇にコードリーディングへ取り組むのだが、なかなか進まない。自分で書きたいコードを組み立てるのは一心不乱にできるが、何か大きなプロジェクトのソースを読んで理解して、PRを上げる、くらいにはいかない。なかなか目に見える成果が出ないからだろう。

うまくやるヒントは仕事にあるように見える。

読んでなにかわからない状態からできるようになった、という経験は仕事で多く、理解するまでの期間は短い。仕事では、多くの時間をほかの人が書いたコードを読むのに費やしている。読まないとどうしようもないのでなんとか理解して、何かアクションをやる。わからないところを質問したり、理解を確かめることだってできる。そうしているうちに、自分だけでやるより早く技能が向上していく。

仕事のようにやる、とはどういうことだろうか。仕事の中にあるエッセンスってなんだろうか。かけた時間に説明責任を持つ、ということなんじゃないか。

仕事と趣味の違いは以下のようなものだ。

基本的に仕事の最大時間は決まっていて、そのなかでどれくらいの成果が出せたかだ。趣味では最大時間は決まってない。成果も、それにかけた時間も説明する必要がない。だが、時間ばかりかけたところで、成果は出ない。必要なのは集中だ。

なので、時間とやったことを人へ説明するようにして書き出してみる。かけた時間と時給で計算して、このやったことに、これだけの価値があったのだろうか、と仕事のときのように考える。なんだかせせこましいが、やってみる。