KDOC 78: org-modeで脚注を再割り振りする

この文書のステータス

  • 作成
    • 2024-02-07 貴島
  • レビュー
    • 2024-02-08 貴島

概要

org-modeは脚注を書ける。あとから脚注を追加して、番号が増減したときに自動で並び替える方法をまとめる。

並び替え方

org-footnote-renumber-fn:N を使って自動で並び替えられる。ユースケースを示す。

orgドキュメントで、このような脚注になっているとする。

ここに脚注a[fn:1]。
ここに脚注b[fn:2]。

* FootNotes
[fn:1]aの定義。
[fn:2]bの定義。

先頭に、脚注を追加したいとすると、番号がかぶってしまうのでずらさなければならない。面倒である。

ここに追加[fn:1] ← かぶってしまう
ここに脚注a[fn:1]。
ここに脚注b[fn:2]。

* FootNotes
[fn:1]aの定義。
[fn:2]bの定義。

そこで番号を前後する形で一時的に新しく番号をふる。

ここに追加[fn:3] ← 新しく番号をふる
ここに脚注a[fn:1]。
ここに脚注b[fn:2]。

* FootNotes
[fn:1]aの定義。
[fn:2]bの定義。
[fn:3]追加部分の定義。

そして、 org-footnote-renumber-fn:N を実行する。すると対応関係を維持しつつ、脚注が登場した順番に番号が割り振られ、定義が並び替えられる。

ここに追加[fn:1]
ここに脚注a[fn:2]。
ここに脚注b[fn:3]。

* FootNotes
[fn:1]追加部分の定義。
[fn:2]aの定義。
[fn:2]bの定義。

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