KDOC 85: 元気に動くUnix on PDP-7を見て連綿と続く歴史を感じた

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  • 作成
    • 2024-02-10 貴島
  • レビュー
    • 2024-02-12 貴島

概要

PDP-7は、Unixが最初に動いたコンピュータであるという。そのPDP-7でUnixバージョン0が動作する動画を見た。テレタイプライター(TTY)がトトトトとコマンドと実行結果を印字していく。印字された部分は、Unixだけあって、現代のシェルコマンドとほとんど変わらない。

  • プロンプト
  • date
  • ls
  • cat
  • stat
  • パーミッションの文字 LWRWR

化石のようなハードウェアから印字される内容は見慣れたインターフェースである。それはとても不思議な感じがする。タイムスリップしてきたかのような。入力まわりはテレタイプ時代からの用語が多い(キャリッジリターンとか、TTYとか)のを思い出した。こういう具合に綿々と歴史がつながってきたのを感じた。

Tips

  • PDP-7は1965年リリースである1
  • PDP-7はメモリが約16KBしかなかった2
  • ケン・トンプソンはPDP-7上でアセンブリ言語で最初のUNIXを作成した1
  • GNUプロジェクトの創始者リチャード・ストールマンは後継のPDP-10でコードを記述した
  • テレタイプ端末は1970年代後半まで使われた3

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Backlinks

Footnotes: