KDOC 196: 気乗りしない仕事に意味を見出す
この文書のステータス
- 作成
- 2024-07-04 貴島
- レビュー
- 2024-07-18 貴島
概要
仕事の中には、気乗りしないものもある。よく知らない時代遅れの技術(とみなしている)の仕事に取り組まないといけないことはたまにある。
同僚のとてつもなく仕事のデキる人は、そういう仕事も涼しい顔で完璧にこなす。そういう種類の仕事にどうあたっているかを観察した。自分と異なる部分があり、その積み重ねが優れた仕事をする要素の1つとなっているように見えた。
異なるのは、問題へ取り組む前に周辺領域を調べていることだ。すぐ解決しようと適当にググって飛びつくのではなく、よく背景を理解してから問題へ取り組んでいるように見える。彼は「技術Xはクソだ」、と言わない。先入観なく向き合って理解したうえで、意外と悪くない、ということが多い。逆に新しい技術を手放しで称賛することもない。
嫌な仕事を早く終わらそうとして、表面だけなぞってこなすのは、仕事や人生を楽しくなくする。向き合えばそれなりに学べることがある。焦ってはいけない。
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