KDOC 288: DNSフィルタリングで有害コンテンツをブロックする
この文書のステータス
- 作成
- 2024-11-15 貴島
- レビュー
- 2024-11-17 貴島
概要
以前、KDOC 256: 有害コンテンツをフィルタリングする指針を書いた。指針を満たすフィルタリングの方法の1つは、DNSフィルタリングである。
すべての端末で同じ設定を使ってブロックできる
DNSフィルタリングはDHCPサーバと組み合わせることで、ローカルネットワークのすべての端末に対して同じブロックポリシーを適用できる。
検索を防げる
DNSフィルタリングソフトウェアによっては、検索エンジンに対して「セーフサーチフィルタリングの強制」を行える。これによって、アダルトや暴力といったセンシティブコンテンツは一切検索結果に表示されなくなり、そしてフィルタリング設定オフが端末からできなくなる。簡単にオフにできては意味がないので、この強制は非常に重要である。ただ、ブロックする分野の設定などはできず小回りは聞かない。
これらを満たすDNSフィルタリングのアプリケーションとしては、DNSAdGuardHomeがある。設定も簡単で扱いやすい。家のルータに設定すれば、ネットワークレベルで強力に遮断できる。 docker compose
で簡単に起動でき、設定をGit管理できるのもよい。設定はdotfiles/adguardに上げた。
関連
- KDOC 256: 有害コンテンツをフィルタリングする指針。指針を満たすための具体的方法メモとして書いた