KDOC 306: カタカナで認識していると定着しない
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- 作成
- 2024-11-23 貴島
- レビュー
- 2024-11-27 貴島
概要
「コールバック関数」をそのままカタカナの用語として認識していた。「関数オブジェクト」「無名関数」などの類似した概念の名前と比べて、直感的に感じていなかった。電話をあとでかけ直すという意味があることは知っていたが、例えがあまり腑に落ちないように感じていた。
最近気づいたのは、コールバック関数でいう「コール」は例えではなく直接的な説明だと考えればよいということである。コールは電話の呼び出しでもあるが、関数呼び出しのコールでもある。「あとから(back)、関数呼び出し(call)をする関数だからコールバック関数」という名前になっているのに気づいて、違和感なく直感的に考えられるようになった。
どうしてこういうことになったのだろうか。
まだ職業プログラマーではないころ、コードを書き始めたころに「コールバック関数」を知った。そのときコールに関数呼び出しの意味もあることを知らない。「そういうもの」として、意味を考えずにカタカナで認識して覚えたために、意味が腑に落ちない言葉として残ったのだろうと考えた。
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