KDOC 323: ノベルゲームバンドルづくり
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- 作成
- 2024-12-15 貴島
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- <署名>
WIP プロジェクトステータス
プロジェクトは進行中である。
概要
著作権の問題のない文章を、ノベルゲーム風にして名文を手軽に読めるようにする。
なぜ作ったか
なぜ作ったか。
- 青空文庫などで、歴史的文学がただで大量に公開されている。しかし、それらがじゅうぶんに活用されているとはいえない。その面白さや奥深さに比して、読んだことのあるものは少ない。読もうと考えた機会はあったものの、すべて読み通せたものは多くない。個人的にもそうだし、体感的に、そもそも存在を知らない人も多い
- 著作権の切れた本はAmazon Kindleなどでも無料で販売されていて、端末にダウンロードはしていた。しかし読む気になれず、ずっと未読のままで眠っている
原因は、われわれがおかれた環境にあるように見える。娯楽は即効性を求めるようになっている。無限にあるコンテンツのなかで視聴にたるかどうかは、最初の数十秒〜数十分で判断する。本の世界を認識するための叙述…のどかな時代特有の長々とした序盤…を読み終える前に脱落することが多い。名作であるもののなかには、序盤が退屈に感じたり世界に入りこむのが大変なものもある。
そこで、ノベルゲームの表示スタイルで再生できるようにした。
- 少しづつ文字が表示されるので圧倒されない
- リズムがつきやすい
- 背景によって、場面のイメージがつきやすい
また、別の方向性として、明治〜昭和の時代背景であったり地理(特に東京)は、読むうえで必要な前提知識となっている。さらに、書いた人物の実在を感じる情報…住んだ家や生い立ち、家族構成、専門領域、好物…を知っているほど読みやすくなる。そのあたりを得るためのヒントを提供できればよいと考えている。
仕様の方針
- ノベルゲームエンジンの仕様に関する知見は持っていない。すでにデファクトとなっているエンジンやゲームの仕様を参考にし、仕様ぎめの労力をなくした
- ノベルゲームにありがちな、音楽/立ち絵/エフェクトといった機能は搭載しない。単純にそれらのメディアを作るリソースがない
- ただで配布するものなので、コストは極力かけない。作業者は自分しかいないので、テキストや背景の加工を極力自動でできるようにする
- 気軽に試せるように、ブラウザで実行できること
- 開発の勉強になること。読むことだけ考えれば、既存のノベルゲームエンジンに載せるのが一番はやい。しかしそれだと開発の勉強にならない。勉強の観点からいって、最低限の機能をもったライブラリを使うのが望ましい
- とりあえずたいした状態保持は必要ない。ローカルストレージやファイルで保持する
段階
- メモ化のためどうせ変数に入れるのだから、UI用の画像類はまとめて読み込んでいたほうがよい
- セーブ機能
- タイトルとチャプター
- 既読機能
- 実績機能
- 自動文字送り機能
- 直前の文字表示機能
- リリース
Tasks
TODO シナリオを100個集める
地道に収集する。
TODO UIをリファクタ
ボタンなどはそういう関数に、各自で指定してる色は変数にまとめる。
TODO startラベルの先頭が常に実行される
*start [image source="black.png"] 『こころ』夏目漱石
ほかのラベルに飛んでも、黒画像の設定が実行される。もし文字を入れると、それが実行される。
TODO シナリオジャンプごとに背景をリセットする
今は残り続ける。よくないことが多い。
チャプタージャンプ時にイベント通知すればよさそうか。
TODO フェードアウト/イン
背景画像を変えるとき、パッと変わって見苦しい。場面転換のときは黒にフェードアウトするとかしたい。
TODO 作品を読む
ひたすら読んで微調整する。
Archives
DONE セーブ機能
セーブできるようにする。まずはオンメモリでやって、次に永続化・ロードできるようにする。
- シナリオに1つでいいだろう
- トップメニュー
- こころ ch4 位置45
- 明暗 ch5 位置23
- クリックすると、「読込」「削除」ができる
- ポーズ画面では保存ができる。スロットに保存ずみの情報が表示され、保存されたことが確認できる
- あとでファイル化しやすい形でないといけない
DONE 収録冊数を表示する
表示してわかるようにする。
DONE 既読機能
既読チェックを付けられるようにする。
関連
なし。