KDOC 351: 対価に大きな影響があるのはどこで働いているか

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  • 作成
    • 2025-04-28 貴島
  • レビュー
    • 2025-05-02 貴島

概要

大学のとき、「統計的に、仕事の対価でもっとも大きな影響を持つのはその実力や仕事内容ではなく、所属組織である」みたいな話を聞いた。全く驚くに値しないが、あらためて言葉にすると残酷な真実だと感じた。

国レベルでも同じことを実感することになった。アメリカだ。アメリカに1ヶ月いたが、本当に何もかも高いのに驚いた。高いからといって、別にモノの品質がいいわけでもないし、サービスが行き届いているわけでもない。むしろ日本より悪い。物価については知識として知ってはいたが、実際に体験するとすぐ受け入れるのは難しい。

優良な企業に入ろうとするのと同様に、物価の高い国の企業で働こうとするのは自然に見える。過ごして感じたひとつの救いは、対価の違いは物価というマクロな違いによるものだということだ。彼らが2倍の対価を得ていても、彼らが2倍優秀で熱意にあふれているわけではない。

関連

なし。