KDOC 481: Route53がパブリックIPのないELBを解決する様子を見る
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概要
AWSのDNSサービスRoute53には、AWS内のサービスをパブリックIPなしで登録できる。どうやっているか。
リクエストしてみる。
dig xxxx.com
; <<>> DiG 9.18.30-0ubuntu0.24.04.1-Ubuntu <<>> xxxx.com ;; global options: +cmd ;; Got answer: ;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 24329 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 2, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1 ;; OPT PSEUDOSECTION: ; EDNS: version: 0, flags:; udp: 65494 ;; QUESTION SECTION: ;xxxx.com. IN A ;; ANSWER SECTION: xxxx.com. 60 IN A 52.198.233.137 xxxx.com. 60 IN A 18.180.41.67 ;; Query time: 55 msec ;; SERVER: 127.0.0.53#53(127.0.0.53) (UDP) ;; WHEN: Sat Nov 01 11:29:44 JST 2025 ;; MSG SIZE rcvd: 91
ここから観察できること。
- グローバルIPが登録されている。固定IPではないので、しばらくすると変わる
- リクエストしたドメインに紐づいたALBは2つのアベイラビリティゾーンを使っているので、2つのAレコードが登録されている
また、外からは観察できないこととして、AWSコンソール上で見ると、Route53, ロードバランサにはAWSドメインが割り当てられている。
- ロードバランサには xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com が割り当てられている。
- Route53 のロードバランサに関するレコードには
digで観察できる結果とは異なり ↑のドメイン名が割り当てられている
2段階のDNSがあるように見える。
- 1段階: リクエストされたドメインをAWS内部ドメインに変換する(エイリアス)
- xxxx.com -> xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com
- 2段階: AWS内部ドメインをグローバルIPに解決する
- xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com -> 52.198.233.137
関連
なし。