KDOC 481: Route53がパブリックIPのないELBを解決する様子を観察する
この文書のステータス
- 作成
- 2025-11-09 貴島
- レビュー
- 2025-11-10 貴島
概要
AWSのDNSサービスRoute53には、AWS内のサービスをパブリックIPなしで登録できる。どうやっているか。
DNSレコードを見る。
dig xxxx.com
; <<>> DiG 9.18.30-0ubuntu0.24.04.1-Ubuntu <<>> xxxx.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 24329
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 2, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1
;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 65494
;; QUESTION SECTION:
;xxxx.com. IN A
;; ANSWER SECTION:
xxxx.com. 60 IN A 52.198.233.137
xxxx.com. 60 IN A 18.180.41.67
;; Query time: 55 msec
;; SERVER: 127.0.0.53#53(127.0.0.53) (UDP)
;; WHEN: Sat Nov 01 11:29:44 JST 2025
;; MSG SIZE rcvd: 91
ここから観察する。
- グローバルIPが登録されている。固定IPではないので、しばらくすると変わる
- リクエストしたドメインに紐づいたALBは2つのアベイラビリティゾーンを使っているので、2つのAレコードが登録されている
また、内側から観察できることとして、AWSコンソール上で見ると、Route53, ロードバランサにはAWSドメインが割り当てられている。
- ロードバランサには xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com が割り当てられている。
- Route53 のロードバランサに関するレコードには
digで観察できる結果とは異なり ↑のドメイン名が割り当てられている
2段階のDNSがあるように見える。
- 1段階: リクエストされたドメインをAWS内部ドメインに変換する(エイリアス)
- xxxx.com -> xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com
- 2段階: AWS内部ドメインをグローバルIPに解決する
- xxxx.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com -> 52.198.233.137
関連
抽象。
- 名前の解決が二段になり、中間の名前を介して実体に届く
関連。
- 未解決: こういったAWS内部動作を解像度高く調べる方法