KDOC 561: Virtual Hostはサーバ内で振り分け、リバースプロキシは別サーバに転送する
この文書のステータス
- 作成
- 2026-05-14 貴島
- レビュー
- 2026-05-14 貴島
概要
Virtual Host とリバースプロキシはリクエストを振り分けるという点で共通しているが、異なる概念である。
- Virtual Host は、1台のサーバで複数のサイトを運用する。HTTPリクエストの
Hostヘッダを見て、どのサイトへのリクエストかを振り分ける。振り分け後の処理は同じサーバ内で完結する - リバースプロキシは、クライアントから見るとオリジンサーバと見分けがつかない。HTTPリクエストの任意の情報で振り分けられる。実際にはリクエストを背後の別サーバに転送する
両者は排他的でない。たとえばNginxで api.example.com はバックエンドサーバにリバースプロキシし、 www.example.com はローカルの静的ファイルを返す、という構成はリバースプロキシとVirtual Hostの組み合わせである。
関連
抽象。
- 同じ「振り分ける」役割でも、内部で完結するか外へ転送するかで違う概念
関連。
- 補足: KDOC 447: Connectionヘッダーは現在の接続にのみ適応する。間に中継するサーバが入ると、接続ごとの情報の扱いが変わる例