ORD 8: 折口の名前の由来
複数あるようだ。
説1: 船の降り口だったから
昔周辺が湾になっていて、湾の端でショートカットするための渡し船が出ていた。それで船の降り口があることから変化して折口という地名になった、という説。
説2: 海への降り口だったから
折口周辺が傾斜地で、海への降り口が多くあった。それが変化して折口となった、という説。
説3: 川の河口が折れ曲がっているから
川の名前からできていた説もある。
昔時槍洗川と称す。水源三あり、一は野田村首谷より、一は鶴川内の山中より出で多田に三流相會す、多田にては多田川と称す。国道付近に於て野田村餅井より来る細流を合せ折口を経て海に注ぐ。長さ一理余河口曲折甚しきを以て折口川と称す。河口は幅狭く水狭きを以て船舶の出入り自由ならず、漸く漁船の繋船に便するのみ。県道に架するを折口橋と言い国道に架するを陣之尾橋と言う。共に凝灰土なり。
『阿久根町郷土史』7ページから
河口が折れ曲がっているから折口だというわけだ。
関連
- ORD 2: 折口の干拓を標高図で確認する
- ORD 4: 折口川
- 『阿久根町郷土史』1931年 阿久根町郷土史。