KDOC 43: 行き詰まったとき別のことをやるのに罪悪感を感じなくていい
巷のタスク管理術、たとえばカンバンでは、同時に複数のことに着手するのを勧めていない。同時着手の数を制限することもある。複数のことを同時にやるとスイッチングコストがかかる、進捗が出ていないように見えるのがモチベーションや管理上望ましくない、といった理由だ。時間の制限の多い仕事では、そうするべきだろう。
プライベートで取り組むことについても同様にやるべきと考えていた。やる べき と考える一方では行き詰まり、実際はほかの好奇心、興味によって、放り出して別のことをやるのに罪悪感を感じていた。
社会学者ルーマンは、「やりたくないことをやるために自分を追い込んだことは一切ない。行き詰まったら他のことをやる」と言ったようだ。この言葉に勇気づけられた。
行き詰まったとき別のことをやるのは、恥じることではない。書いておいていつか戻ればいい。人間の弱さと強さに基づいた、自然に達成できる方法に見えた。
関連。
- 『TAKE NOTES!』。出てきて、罪悪感を感じていたことを認識した
- どう達成するか。トップダウンvsボトムアップ。より人間的に自然なアプローチだということと共通している