KDOC 87: なぜRFCの内容を理解できないのか
この文書のステータス
- 作成
- 2024-02-11 貴島
- レビュー
- 2024-02-15 貴島
概要
IETFから新しいRFCエントリが出たときにさらっと読むのだが、8割方わからない。プロのプログラマ、Web開発者としてはチェックしたいと考えている。わからない理由を書く。
わからない理由
ベースの知識がないから、これに尽きる。ネットワークに関する知識がない。プロトコルはHTTPを多少知っているだけだ。多くのエントリは既存のプロトコルの拡張や後継仕様についてだから、元のプロトコルを知らないと理解できない。RFCで初めて見た単語、というパターンはかなり多い。
全然わからないが、見かけよりは絶望的でないようにも見える。新聞を読める人のプロセスと近そうだ。新聞を読む人はすでに文脈ができあがっていて、各記事で受け取る情報量は過去記事の差分にすぎない。読まない人は情報量が多いので圧倒される。ただ新聞より専門的な内容なので、前提知識がないといけない。あるいは、関係ない分野はスルーでよさそう。
関連
抽象。
- 専門的な文書が読めないのは、前提となる知識が欠けているからである
- 文脈を持つ読み手は差分だけを受け取るので、同じ文書でも負担が小さい
関連。
- 類推: KDOC 10: より理解するための基準を考える。理解について考える
- 類似: KDOC 41: 言語仕様書、RFC、数学の難しさは字面通りではないことにある。RFCがわからない原因を、字面でなく裏にある前提の知識に求める点が共通している