KDOC 422: 科学技術館を観察する
この文書のステータス
- 作成
- 2025-07-27 貴島
- レビュー
- <署名>
メモ
- 建物全体が、タイムカプセルで保存されたような昭和感がある。クリーム色の壁や床、低い天井。もう絶滅しかけている
- 子供が興味を引かれるような、実体験できるアクティビティが多い。小さな子どもの家族が9割を占めていて、混雑している。ゆっくり見たり考えるのは難しい
- テーマごとにブースがある。自転車/災害/建築/薬/電気/音…
- 自転車など特定の狭い工業製品にフォーカスしているものもあれば、ざっくり電気に注目している、というブースもある。科学というより工業の場所も多い。取り扱うテーマが広すぎるので、どうまとめるかが難しそうであった
- 複数フロアあり面積は広いが、ブース1つはそこまで大きくない。浅く広く展示されている。熱量・熱意を感じるのは難しい。後から知ったが、青少年向けだという。たしかに子どもでも理解できそうだが、そこから本当の興味につながるだろうか、とは感じる。圧倒的な物量と解説がなければ、その分野の奥深さを感じることができないように見える。子どもに媚びている。子どもは、子ども向けということをわかっている
- 企業名を掲げて主催しているブースも多い。広告・商売と絡めるのも手段の1つだ
- アクティビティ重視は、入館者数減少に対する施策だという。これまでさまざまな議論や改善があったようだ
- もちろん、そういう博物館もあっていい。しかし超一等地にある科学博物館としては残念な感じがする
関連
なし。