KDOC 498: 絶滅メディア博物館を観察する
この文書のステータス
- 作成
- 2025-12-15 貴島
- レビュー
- 2025-12-15 貴島
概要
絶滅メディア博物館は、東京都千代田区にある博物館である。
メモ
- 各時代のメディアが数多く展示されている。手に持ったり、手で触れてボタンを押して試せる。これがほかの博物館ともっとも異なる点である
- 古文書を読めるコーナーがある。古い東京の写真集や雑誌が大量にあって、手にとって読めるのは面白い体験だった
- たくさんの種類のガラケーがあって、当時はそうだった、と思い出した。いろいろな個性ある機種があって、携帯ショップを見るのは楽しかった。今は携帯端末は基本的にすべて同じ形状で、ささやかな違いがあるにすぎない。ショップで見る面白さは少なくなった。このパターンは、多くの博物館で見てきたものに見える。ある時期に、過剰ともいえるようなさまざまな種別が生まれるが、ある時期で収束して違いはなくなっていく。自動車/自転車/カメラ…
- さらに興味がある人むけに、ほかの専門的な博物館へのリンクも随所にあった。たとえばKDOC 433: カメラ博物館を観察するのカメラ博物館もあった。次のアクションを示してくれるのはよいと感じた
- 熱意のある個人の収集愛、脱力感を感じた。全国のリサイクルショップをまわって収集しているのだという。まさに目指している姿に近い、個人が運営する博物館なのではないか
関連
- アイデア: 人通りがあるエリアで簡単に展示できて、金まわりもやってくれるとしたら、個人的な博物館はもっと増えるのではないだろうかと考えた。本人がやるのは物を運び入れて、並べることだけである。美術館などの企画展示コーナーはあるが、そもそも人通りがなかったり煩雑だったりする。レンタルスペースや中野ブロードウェイのニュアンスだが、販売目的でなく入場料ベースなのが異なる