KDOC 37: 達成のしかた。トップダウンvsボトムアップ
個人が何かを達成する方法として2つの流派がある。トップダウンで成し遂げるか、ボトムアップから成し遂げるかだ。今までその2つを行き来してきた。世の中や学校教育で(根拠なく)言われているのはトップダウンだ。計画と目標を立てて、そこから逆算しなさいと。しかし実際はボトムアップなのだ、という主張をいくつか見てきた。偉業を達成した人は最初からゴールが見えていたわけではない、と。
経験的に、トップダウンの欠点は失敗体験が多く、自分はダメなのだ、と思わせてくるところに見える。いっぽうで、 計画を立てるときは 楽しく、何かをやっている気にさせてくれる。立てたあとは挫折感だけが待っている。最初に考えたことが正しいことは少ない。個人が何かを達成する方法には向いていないように思える。 ボトムアップはより人間的なアプローチだ。つまり今楽しいと思えることをやり、よさそうなことを育てていく。これは、勇気づけられる。好奇心駆動で、人それぞれが持っている内的な動機に従っているように見える。だけどやりたいことが多すぎたり、幅を絞った人と比べて何も達成できてない気分になることがある。
ボトムアップの参考。
- What You’ll Wish You’d Known
- アメリカのIT投資家ポール・グレアムのエッセイ
- 将来のことは一切決めないでおいて、今ある選択肢を見て良さそうな選択肢がより増えるものを選ぶ
- KDOC 36: 『TAKE NOTES!』
- ツェッテルカステンの紹介本
- ツェッテルカステンもボトムアップのアプローチである
- 『ない仕事の作り方』
- みうらじゅんの仕事のやり方の紹介本
- いくつか興味があることを集めておき、よさそうなものをさらに深めていき、最終的に発表するという方法